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堀口恭司、わずか25秒で無効試合となった新設王座戦に米メディア驚き「拍子抜け」「不幸な結末」

格闘技イベント「超RIZIN2」が30日、さいたまスーパーアリーナで開催され、米格闘技団体「ベラトール」のパートとなるベラトールフライ級王座戦の堀口恭司(ATT)と神龍誠(神龍ワールドジム)の試合は1R25秒、ノーコンテストとなった。堀口の指が神龍の右目に入ってしまうアクシデントのため、続行不可能となって試合終了。初代王者誕生に注目していた米メディアも無念さを露わにし、「最も拍子抜けする形でタイトルは空位のままとなった」などと報じている。

堀口恭司(撮影は2018年)【写真:Getty Images】
堀口恭司(撮影は2018年)【写真:Getty Images】

「超RIZIN2」で行われたベラトールフライ級王座戦

 格闘技イベント「超RIZIN2」が30日、さいたまスーパーアリーナで開催され、米格闘技団体「ベラトール」のパートとなるベラトールフライ級王座戦の堀口恭司(ATT)と神龍誠(神龍ワールドジム)の試合は1R25秒、ノーコンテストとなった。堀口の指が神龍の右目に入ってしまうアクシデントのため、続行不可能となって試合終了。初代王者誕生に注目していた米メディアも無念さを露わにし、「最も拍子抜けする形でタイトルは空位のままとなった」などと報じている。


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 まさかの結末だった。ベラトールの同級初代王者を決める戦い。サウスポーの神龍に対して堀口が右ハイキックを打って左手を伸ばしたが、これがサミングとなってしまい試合は中断。ドクターチェックが行われたが続行不可能と判断された、試合はゴングからわずか25秒で終了。故意の攻撃ではないとはいえ、王座はいきなり空位ということになってしまった。

 米スポーツ専門局「ESPN」は「偶然の目突きにより、ベラトールのカードがノーコンテストに」との見出しで記事を掲載。本文では「ベラトールMMAは土曜日、男子フライ級の初代チャンピオンを戴冠する計画で大舞台を始めたが、キョウジ・ホリグチとマコト・シンリュウの戦いは偶然の目突きによりわずか25秒でノーコンテストとなり、最も拍子抜けする形でタイトルは空位のままとなった」と期待外れに終わったことを報じた。

 米紙「USAトゥデイ」系列の専門メディア「MMAジャンキー」も「ベラトール×RIZIN2の結果:キョウジ・ホリグチ―マコト・シンリュウのタイトル戦は偶然の目突きで台無しに」と見出しを打って報道。本文では「ベラトールは正式に男子フライ級の階級を持つようになったが、まだ王者はいない」と記した。

 試合の流れにも触れ「この階級の最初のタイトル戦はキョウジ・ホリグチが偶然マコト・シンリュウの左目に目突きをしたことでノーコンテストに終わった。目突きは東京近郊のさいたまスーパーアリーナで行われたベラトール×RIZIN2の共同メインイベントの第1ラウンドのわずか25秒で起こった」と紹介。続けて「彼の名誉のために言うが、シンリュウは5分全部を使って回復を試みたが、最終的に続行することができず、レフェリーのジェイソン・ヘルゾグが戦いを止め、ノーコンテストとせざるを得なかった」と不運を強調した。

 32歳の堀口は2019年6月、ベラトール世界バンタム級タイトルマッチで王者ダリオン・コールドウェル(米国)を破って日本人初のベラトール王座を獲得。それだけに、同紙は「母国で2階級目のタイトル獲得を目指していた、ベラトールの元バンタム級王者のホリグチにとっては特に不幸な結末だった」とも伝えている。

(THE ANSWER編集部)

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