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女子ゴルフ安田祐香、思い出の大会で3位発進 悲願のツアー初V目指すも「一喜一憂はしたくない」

女子ゴルフの国内ツアー、大東建託・いい部屋ネットレディスが20日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC(6540ヤード、パー72)で開幕。1週間のオープンウィークを挟んだシーズン後半戦のスタートで安田祐香(NEC)が7バーディー、1ボギーの「66」で6アンダーとし、首位の吉田優利(エプソン)、リ・ハナ(韓国)から1打差の3位タイ発進した。プラチナ世代の中でもトップクラスの実力を秘めながら、ツアー未勝利。悲願の初優勝を目指すも「一喜一憂はしたくない」と冷静さを強調している。

安田祐香【写真:Getty Images】
安田祐香【写真:Getty Images】

大東建託・いい部屋ネットレディスが開幕

 女子ゴルフの国内ツアー、大東建託・いい部屋ネットレディスが20日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC(6540ヤード、パー72)で開幕。1週間のオープンウィークを挟んだシーズン後半戦のスタートで安田祐香(NEC)が7バーディー、1ボギーの「66」で6アンダーとし、首位の吉田優利(エプソン)、リ・ハナ(韓国)から1打差の3位タイ発進した。プラチナ世代の中でもトップクラスの実力を秘めながら、ツアー未勝利。悲願の初優勝を目指すも「一喜一憂はしたくない」と冷静さを強調している。


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 気分良くラウンドした。出だしの10番で9メートルのロングパットを沈めて勢いをつけると、12番パー3ではティーショットがピン横1.5メートルにピタリ。15、17番でもバーディーを奪って折り返すと、後半の2番パー4でも2打目を3.5メートルにつけてスコアを伸ばした。続く3番は「完璧なショット」と自賛した2打目が1メートルについてバーディー。5番ではラフからの2打目が木に当たる不運でこの日唯一のボギーを叩いたが、7番で取り返した。2018年大会で高校生ながら3位に入った思い出の大会で、見事なゴルフを展開した。

「いつもよりパットが入ってくれたので、やっぱりパットが入らないとこういうスコアが出ないなと改めて実感した。でもショットのミスが多かったので、ちょっと修正したいと思う」と振り返った安田。グリーンが柔らかかったこともあり「勇気を持ったショット」を打ったことが奏功した。

 高校時代に日本女子アマチュア選手権で優勝。2019年のオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権では日本勢最高の3位に入り、プラチナ世代の中でも大きな期待をかけられた。しかし2020年にツアーメンバー入りしてから優勝はなし。同世代の古江彩佳、吉田優利、西村優菜ら次々とツアー優勝を飾る一方で、体調不良などにも悩まされた安田は苦しんだ。

 今季は4月のKKT杯バンテリンレディスで5位タイ、続くフジサンケイレディスで2位と初優勝に手が届きそうなところまできた。そんな前半戦を安田は「すごく良かったもないし、すごく悪かったもないので良い状態だと思っている」と振り返る。

 そんな安田は「私は強い気持ちが足りない気がする」と自己分析する。「それも自分だと思うので、結果というより内容重視で、一喜一憂はあまりしたくないのですが、向き合いたいなと思う」と闘争心を秘めながら、冷静なプレーを心がけるつもりだ。

(THE ANSWER編集部)



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