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井岡一翔、大麻成分検出の騒動に最後の言及 24分の一夜明け会見全文「これ以上は喋らないです」

陽性が「なぜ出るの?」という感覚は

――(陽性が)なぜ出るの?という感覚は。


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「それは前回も(検体管理方法の不備が)あったじゃないですか。別にドーピング違反でもなくて、犯罪でもなくて、何もないのであれば、別にそれはJBCとWBAの中で話し合って、僕たちと話し合っていればこの試合に対してこんなことは起こらなかったわけじゃないですかね」

――これ以上自分としては説明する責任もないと。

「あると思います? 逆に。僕はこのことに対して、これ以上話す義務とか余地はないでしょう」

――今後はなぜ陽性が出たか解明していく可能性は。

「それはかなり時間を遡って探らないといけないと思いますよ。僕がどうこうという言葉だけじゃなく、これは最後に言いますけど、これを辿ろうと思ったら、この半年間を全部探るのは相当な時間がかかる。僕たちは次の試合に向かってここから走っていくのに、またそれを妨げられているように感じます。

 結果として何もないんだったら何もないでいいじゃないですか。だって、まず出ている成分と言っても、量って聞きました? 本当に微々たるもののレベルじゃないですよ。その時点でルールとしても何もなければ何もないし、別に何もないわけじゃないですか。だから別にこれ以上話すことは何もないと思っています。

 だから何もないけど、やっぱりメディアを通していろんな誤解を招きたくないし、自分自身の気持ちだったり、陣営の気持ちがあるから僕はこうやって喋っているだけで、本当だったら別にこういうことに対して何も別に喋りたくもないし、喋らなくていい。だからこれ以上は別に喋らないです」

――話は変わりますが、リング上で「日本人の志」について話をされていた。真意は。

「僕は結構この言葉を耳にするんですけど、今の日本はおかしいというか、この30年間経済成長がなかったりとか、僕も家族を持って子供を育てる親として違和感を抱くこの世の中で、今の日本でいろんなことを感じて、いろんな言い訳をできる世の中になっていると僕は感じるんですよ。

 それって今に始まったことじゃないと思うんですけど、僕は生きてきて幼いながらにいろんなニュースが飛び交って、いろんな情報を耳にしても、僕だったら世界チャンピオンになる夢は別に誰にも邪魔されない。それって『僕自身で実現できるからいいや』って子供ながらにすごく思っていた。でも、今の子供たち、夢を持っている人とかの不安ってすごいあるんだろうなって。

 僕自身も今も夢、目標を追っている人としてあります。その中で何にも惑わされない心、日本人として強い志、自分が志したものを信じる心ってまっすぐにあると思う。それを持っていたらまっすぐ生きられると思う。さっき話したこととか、フランコの体重オーバーとか、いろんなことがありますけど、結局こうやって自分が信じた道、自分が志を持ってやっていることって、昨日のリングで見せたように切り拓けるということを結果で証明できた。それを伝えたかったです。

 日本人の誇りとか時代とともに減っていると思うので。僕には幸いそういう方たちが周りにいて、それを僕にも伝えていただいてるので、僕も見て見ぬふりはせず、そういうメッセージを子供たちとか、夢を追う人たちに伝えたいなと。大人として未来を守ることって何なのかわからないですけど、戦っている姿を見せることによってそれは伝わるんじゃないかと思ってあの言葉を言いました」

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