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吉田優利が充実の2位発進「一番好きな大会」 18番チップイン締めで大ギャラリー拍手喝采

女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯が4日、茨城GC西C(6780ヤード、パー72)で開幕した。ツアー通算2勝の吉田優利(エプソン)が3バーディー、2ボギーの71で回り、首位と1打差の2位と好発進した。16番パー4では2度のミスショットがありながらボギーで凌ぎ、最終18番では見事なチップインバーディーを披露。「一番好きな試合」と好相性のメジャー大会で、2年ぶりツアーVを狙う。

ワールドレディスサロンパス杯の初日に出場した吉田優利【写真:Getty Images】
ワールドレディスサロンパス杯の初日に出場した吉田優利【写真:Getty Images】

国内メジャー・ワールドレディスサロンパス杯が開幕

 女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯が4日、茨城GC西C(6780ヤード、パー72)で開幕した。ツアー通算2勝の吉田優利(エプソン)が3バーディー、2ボギーの71で回り、首位と1打差の2位と好発進した。16番パー4では2度のミスショットがありながらボギーで凌ぎ、最終18番では見事なチップインバーディーを披露。「一番好きな試合」と好相性のメジャー大会で、2年ぶりツアーVを狙う。


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 最後は拍手喝采を浴びる好ショットで締めた。18番パー4、グリーン手前12ヤードからの第3打。絶妙なアプローチで、見事チップインバーディーを奪った。「ちょっと右に出たかと思ったけれど、上手くバウンドが左にキックしてくれた」。この日アンダーパーで回った選手は4人だけ。首位に1打差の好発進だ。

 難コースに多くの選手がスコアを崩していく中、吉田はスタート1番から7番までパーを重ねる展開。8番パー3でボギーを叩いたが、後半10番パー4で約10メートルのバーディーパットを沈めてスコアを戻した。

 ミスも乗り越えた。1つ伸ばして迎えた16番パー4では、ティーショットが曲がり左の林に。リカバリーを狙った第2打も木に当たり、隣のホールのティーグラウンド近くまで転がってしまった。それでも続く第3打をきっちりグリーン手前のフェアウェーへ運び、傷を最小限にとどめた。「2回ミスをしたにもかかわらず、ボギーで上れたのが1日良かった要因」と満足そうに話した。

 アマチュアで出場した2019年に4位に食い込んだ思い出の大会。「本当に相性がいい。いつもこのコースから調子が良くなるイメージで、気持ちよくゴルフができている。一番好きですね」。晴天に相応しい爽やかなピンクのウェアを着用し、気持ちも高めて初日に臨んだ。

 この日は1万2001人のギャラリーが集まった。JLPGAツアーの初日ギャラリー数としては、2017年の同大会初日(1万3097人)に続く史上2番目の記録。「いっぱいいてくれた方が嬉しい。頑張ろうと思える理由にもなる。休みにもかかわらず見に来てくれたのはゴルファーとしても嬉しい」と吉田も喜んだ。

 優勝ならメジャー初Vで、2021年以来のツアー3勝目となる。「今日は今年で一番いいゴルフ、納得ができるゴルフができたと思う。明日は午前スタートでコンディションが違うはずなので、最初の数ホールで掴んでリズムよく回りたい」。2000年度生まれのプラチナ世代で指折りの実力者に気の緩みはない。

(THE ANSWER編集部)



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