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桐生祥秀「8月か9月に10秒00突破でパリ五輪に」 100m国内復帰に手応え「やりたいのは日本新」

陸上・織田記念国際が29日、エディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートルA決勝では桐生祥秀(日本生命)が10秒29(追い風0.5メートル)の5位だった。1週間前に200メートルで長期休養から10か月ぶりに国内復帰。100メートルでは今回が国内復帰戦だった。柳田大輝(東洋大)が10秒25で優勝した。

織田記念国際、男子100メートルA決勝で5位だった桐生祥秀(右から2人目)【写真:奥井隆史】
織田記念国際、男子100メートルA決勝で5位だった桐生祥秀(右から2人目)【写真:奥井隆史】

陸上・織田記念国際

 陸上・織田記念国際が29日、エディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートルA決勝では桐生祥秀(日本生命)が10秒29(追い風0.5メートル)の5位だった。1週間前に200メートルで長期休養から10か月ぶりに国内復帰。100メートルでは今回が国内復帰戦だった。柳田大輝(東洋大)が10秒25で優勝した。


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 雨が降りしきる中でのレース。決勝を1レーンで迎えた桐生は好スタートを切ったが、最後は横一線でフィニッシュ。柳田が10秒25で接戦を制した。桐生は予選と同じく復帰後10秒29で5位。レース後の取材でレースを振り返った。

「予選で29を出せて今日の目標(10秒20台)は達成できた。(今季初戦の)オーストラリアは最初30メートルを意識して、今回まで50メートルでやろうと。次は60メートル。今日は中盤で前に誰かがいる前提だった。ちょっとずつ上がってきている。そんなに急に00台は出ないと思う」

 昨年の日本選手権100メートル決勝で6位。心身の疲労の影響で長期休養に入り、国指定の難病「潰瘍性大腸炎」を患っていたことを公表した。今回は10年前の京都・洛南高3年時に当時日本歴代2位の10秒01を叩き出し、一躍脚光を浴びた大会。前週22日に200メートルで国内復帰を果たしたが、100メートルは今大会が国内での復帰後初レースだった。

 次戦は5月6、7日の木南道孝記念(大阪)にエントリー。「10秒00台、10台を出しても皆さん(報道陣)記事にしてくれないですよね?」と笑う。自ら冗談を交え、取材中は終始明るい表情。元気に陸上を楽しむ様子を存分に示した。

「木南で10秒29を上回りたい。控えめですか?(笑) もちろん(世界陸上の)参加標準を切りたいけど、僕には来年のパリ五輪がある。今は(代表選考レースの)ポイントを持っていないので、10秒00を8月以降に出す必要があると思っています。課題を持って楽しんでやっていますね。自分勝手ですけど、自分がやりたいのは日本記録を出すこと。8月か9月くらいに10秒00を突破して、来年のパリ五輪を目指したい」

 右膝手術を経て1年7か月ぶりの復帰戦となった9秒95の日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)は、10秒48(追い風0.5メートル)の組5着で予選落ちした。この日の予選は桐生と同組。2人が同じレースに出るのは21年日本選手権以来、1年10か月ぶりだった。

(THE ANSWER編集部)




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