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熊本地震から7年 世界戦へボクサー重岡兄弟が誓い「地元の熊本が大好き」「明るいニュースを」

ボクシングのダブル世界戦(16日、東京・代々木第二体育館)の予備検診が14日、都内で行われ、全選手とも異常なしと診断された。兄弟で世界ミニマム級暫定王座決定戦に臨む重岡優大、弟の銀次朗(ともにワタナベ)は熊本出身。大震災から7年が経ったこの日、勝利で地元を盛り上げることを誓った。

ダブル世界戦の予備検診をパスした重岡優大(右)と弟の銀次朗【写真:浜田洋平】
ダブル世界戦の予備検診をパスした重岡優大(右)と弟の銀次朗【写真:浜田洋平】

4.16ダブル世界戦

 ボクシングのダブル世界戦(16日、東京・代々木第二体育館)の予備検診が14日、都内で行われ、全選手とも異常なしと診断された。兄弟で世界ミニマム級暫定王座決定戦に臨む重岡優大、弟の銀次朗(ともにワタナベ)は熊本出身。大震災から7年が経ったこの日、勝利で地元を盛り上げることを誓った。


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 優大はリラックスした様子で検診に臨んだ。震災から7年。銀次朗と並んで取材に応じ、地元への想いを口にした。

「いろんなボクサーが大手ジムのある東京に出てきているけど、その中でも自分たちは地元愛が強いと思う。熊本への誇りもあるし、熊本が大好き。家族、友だちも熊本にいるし、熊本の人たちをちょっとでも盛り上げていきたい。こうやって口にすることで耳に入る人もいるし、見てもらえると思う」

 銀次朗も「(兄弟が)たまたま同じ日に試合になった。勝って明るいニュースを届けたい」と続いた。興行は元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏がプロデュースするボクシングイベント「3150FIGHT Vol5」として行われる。

 優大はWBC世界ミニマム級王座に初挑戦する予定だったが、王者パンヤ・プラダブシー(タイ)がインフルエンザに感染。中止となり、急きょ対戦相手が同級7位ウィルフレッド・メンデス(プエルトリコ)に変更され、暫定王座決定戦になった。

 同級3位の優大は身長160.8センチ、リーチ158.7センチ、首周り36.0センチ、胸囲86.5センチ。メンデスは身長164.1センチ、リーチ163.0センチ、首周り33.5センチ、胸囲79.0センチだった。優大は初対面となった相手の印象について「良いヤツそう」と笑顔。「リーチは俺より長いのはわかっていたこと。タッパも。でも、細いっすね。ガリだなと思った」と明かした。対戦相手が変更されても、戦い方は変わらないという。

「俺のスタイルなので、誰が相手でも同じ。(相手の構えが)右から左になったので効かせるパンチ、フィニッシュブローは変わったかもしれない。でも、やることは変わらない。今は『落ち着け、落ち着け』とスイッチを入れないようにしている。家に帰ったらリラックスして、体重とだけ向き合いながら過ごしたい」

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