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エース欠く一戦で36分51秒の奮闘 バスケ横浜BC、頭部5針負傷のPGが引き出した新たな強み

次戦は首位争いをする川崎との大一番

 森井はこの試合で得た収穫について、次のように説明する。


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「普段は河村選手のピック&ロールがチームの主のオフェンスですけど、今回はジャクソン選手のインサイド、(デビン・)オリバー選手のクリエイティブなプレーを上手く使いたいと思って、そういったプレーを多くコールしました。彼らが本当にプレーで応えてくれたので、新しいオフェンスのバリエーションができました」

 河村の欠場はチーム、ファンにとって残念な状況だが、ただSR渋谷戦はチームと森井の普段と違う強みが引き出された一戦だった。

「僕自身も成長しなければいけない部分はありますけど、チームとして一皮二皮も成長できるチャンスです。河村選手は本当に若くて才能のある選手ですし、チームだけでなくて日本をこれから引っ張っていく存在です。ここまでビーコル(チームの愛称)が今シーズン勝ち続けてこれたのも、彼の力が本当に大きいと思います。彼が安心して、パワーアップした状態で戻ってこられるようにしたい」(森井)

 8日、9日は川崎と中地区の首位争いを左右する大一番が組まれている。森井は最後に、次のように意気込みを語った。

「首位争いをしている相手ですけど、チャンスはあると思うので、しっかり準備して臨みます。自分はチームのキャプテンでもありますが、自分の見せる姿にチームメイトも反応してくれる、そんな素晴らしいチームです。難しい試合が続きますけど、お互いが助け合って、頑張っていきます」

(大島 和人 / Kazuto Oshima)



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