53歳の元オリックス左腕、異例の現役復帰へ 韓国報道「130キロ程度は投げられる」
日本のプロ野球・オリックスでもプレーした韓国の53歳ク・デソン投手が、オーストラリアのウィンターリーグで異例の現役復帰を果たすことになった。NPBでは通算110試合に登板し、2005年にはメッツでもプレー。「130キロ程度は投げられるように体を作り続けた」と語ったと母国メディアが報じている。
メッツでもプレーしたク・デソン
日本のプロ野球・オリックスでもプレーした韓国の53歳ク・デソン投手が、オーストラリアのウィンターリーグで異例の現役復帰を果たすことになった。NPBでは通算110試合に登板し、2005年にはメッツでもプレー。「130キロ程度は投げられるように体を作り続けた」と語ったと母国メディアが報じている。
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韓国メディア「スターニュース」は「臺晟不敗のク・デソン現役復帰『130キロ投球用に体を作った』」との見出しで記事を掲載。1969年8月生まれのク・デソンの現役復帰を伝えた。オーストラリアのウィンターリーグで、韓国プロ野球(KBO)からの派遣選手が中心となっている球団「ジーロング・コリア」が「コーチングスタッフではなく選手として活躍することになる」と明らかにしたという。
19日から始まるアデレードとの4連戦に登板予定とのことで、実現すればサプライズ登板して1回1安打無失点だった2019年1月20日のブリスベン戦以来4年ぶり。当時はジーロング・コリアで監督を務めていた。「50歳をはるかに超える年齢で現役生活をすることになった」としている記事では、ク・デソンのコメントも紹介している。
「(元中日外野手の)イ・ビョンギュ監督と球団が快く承諾してくれ、再びジーロング・コリアのユニホームを着られることになった」と経緯を語っているク・デソンは「130キロ程度は投げられるように体を作り続けた。少しでも一緒にプレーする後輩選手たちの助けになりたい。チームに貢献できるよう、できるだけ多くのイニングを投げたい」とも口にしている。
「生ける伝説」とされているク・デソンは、KBOで通算214セーブをマーク。1996年には55試合に登板して18勝3敗24セーブ、防御率1.88で最多勝、最優秀防御率、最優秀救援、MVPなどを獲得した。オリックスでは2001年から4年間プレー。1年目は51試合に登板し、2年目は22試合に先発して5勝7敗だったものの、防御率2.52だった。05年にはメッツで33試合に登板している。
豪州リーグではシドニー・ブルーソックスでコーチ兼投手としてプレーする元阪神の45歳クリス・オクスプリングが今季もすでに登板。8歳上のク・デソンがどんな投球を見せるのか注目が集まる。
(THE ANSWER編集部)