カタールW杯前に「突然来てくれた」

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）で強豪ドイツ撃破の立役者となった日本代表FW浅野拓磨（ボーフム）が、大会前の“若きレジェンド”との秘話を明かした。自身のインスタグラムで感謝の言葉とともに、「また再会できました」と写真も公開。ファンからは「泣けるわ」「素敵な心温まるエピソード」といった感動の声が集まっている。

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　カタールW杯グループリーグ初戦のドイツ戦で途中出場ながら、技ありのゴールで世界を驚かせた浅野。本番を2か月後に控えた9月に右膝内側側副靭帯断裂の大怪我を負って日本代表メンバー入りが危ぶまれていた状態だったが、見事な復活を果たした。

　そんな浅野が驚いたのは、メンバー発表の2日前。自身のインスタグラムに「この人にはいつも圧倒させられる」と書き出し「W杯メンバー発表の2日前、リハビリに没頭していた俺のところに突然ベルギーからドイツに来てくれた」と元日本代表MF香川真司（シントトロイデン）と対面したことを明かした。

　浅野は当時をこう振り返っている。

「忙しい中、夜に来てくれて翌日の早朝に帰って行った。短い時間だったけど一緒にサウナに入って色々と話してくれた。リハビリのため早起きだった俺より先に起きて見送ってくれた。翌日にメンバー発表を控え、絶対にW杯に行くと決めてリハビリに向かった」

　香川からの激励に気持ちを新たにした浅野はW杯で活躍。そして「W杯を終え、またドイツまで来てくれて再会できました」と穏やかな表情での2ショット写真を公開し、最後には。「感謝。」の2文字を添えた。

　ファンからは「めちゃくちゃいい話じゃんか！　泣けるわ……」「真司さんらしい」「香川選手のサッカーでのプレーや成績だけじゃない、素晴らしい人となりを垣間見ることが出来ました」「素敵な心温まるエピソード」「あのスーパーゴールを決めることができた裏には、こんな素敵なエピソードがあったとは」「カッコイイなぁ～」「二人とも熱くて最高の代表選手」といった反響が寄せられている。