大谷翔平の通訳から届いた“一通” 侍ヌートバーが明かす内定前の秘話「興味あった」
3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に内定した米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が、代表入りの思いを米地元紙に語った。また、エンゼルス・大谷翔平投手の通訳を務める水原一平氏から“一通”が届き、WBCへの思いについて問われたことがあったと秘話を明かした。
日本を代表することは「とてつもなく光栄なこと」
3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に内定した米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が、代表入りの思いを米地元紙に語った。また、エンゼルス・大谷翔平投手の通訳を務める水原一平氏から“一通”が届き、WBCへの思いについて問われたことがあったと秘話を明かした。
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メジャー2年目のシーズンで名門球団の先頭打者の座を掴み、大ブレークしたヌートバー。米ミズーリ州地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」が「カージナルスのラーズ・ヌートバーはどうすれば2022年の大ブレークを足場にできるか? 彼は日本代表から始められるかもしれない」と題して特集を組んだ。
ヌートバーは、昨季のレギュラーシーズン後半で、出塁率.366、長打率.480、10本塁打を記録し、メジャー全体でも4位の四球率(16.7%)を残した。この勢いをオフに入っても維持したいと思っていたヌートバーのもとに、水原氏からインスタグラムのDMが届いたという。その内容は、日本代表としてプレーすることに興味はあるか、と問うものだった。
「ああ、興味はあったよ。とんでもない環境。とんでもないレベルの競争。最初から最後まで重要な試合を9イニングプレーすること。難しい状況に飛び込み、国のためにプレーする。それは神経系にすごい刺激を与えるものだ。3月にハイレベルな野球をやるなんて」とヌートバーは当時の心境を打ち明けた。
母親は日本生まれ日本育ち。現在25歳のヌートバー自身は米国生まれだが、彼の2人の兄弟は日本生まれだという。少年時代に母方の家族に会うために日本を訪れており、WBCがまた日本で家族が集まる理由になることを「光栄なこと」と表現した。
日本を代表することについて、「とてつもなく光栄なことだ。日本を国として代表するなんて信じられないこと。母と、母方の家族のために……とてもありがたく思っている」と謝意を述べたヌートバー。「そのような環境に身を投じるのは本当にエキサイティングなことになると思う。待ちきれないよ」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)