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フェンシング見延和靖、座右の銘とする恩師の言葉 子供達にも伝えたい目標への逆算術

35歳のベテランになっても成長するための努力を惜しまない見延和靖。2016年リオデジャネイロ五輪で男子エペ個人6位入賞を果たすと、ワールドカップ優勝、グランプリ優勝、世界ランキング1位、世界年間ランキング1位、そして2021年東京五輪では男子エペ団体で日本初の金メダルに輝くなど、日本フェンシング界エペ陣を牽引してきた。

日本フェンシング界エペ陣を牽引してきた見延和靖が座右の銘とし、心に留めてきた言葉【写真:近藤俊哉】
日本フェンシング界エペ陣を牽引してきた見延和靖が座右の銘とし、心に留めてきた言葉【写真:近藤俊哉】

福井・武生商の恩師から教わった自分を成長させる方法

 35歳のベテランになっても成長するための努力を惜しまない見延和靖。2016年リオデジャネイロ五輪で男子エペ個人6位入賞を果たすと、ワールドカップ優勝、グランプリ優勝、世界ランキング1位、世界年間ランキング1位、そして2021年東京五輪では男子エペ団体で日本初の金メダルに輝くなど、日本フェンシング界エペ陣を牽引してきた。

【前編】男子エペ団体金メダリストが目指す“史上最強のフェンサー像”とは / フェンシング 見延和靖選手インタビュー(GROWINGへ)

【後編】「神輿の上に担がれていると思え」 金メダル剣士が感謝する支える力 / フェンシング 見延和靖選手インタビュー(GROWINGへ)

 だが、「史上最強のフェンサーになる」という探究の道を歩む見延にとって、五輪金メダルは通過点であり、ゴールではない。その証拠に、昨年7月にエジプトで行われた世界選手権では日本エペ史上初となる個人銀メダルを獲得。団体でも銅メダルを手に入れるなど、さらなる高みへ着実に歩を進めている。

 経験者でもある父に勧められ、高校から始めたフェンシングは今、「僕の全てですかね」という。「フェンシングと出会い、フェンシングから学んだことで今、生きているので」というほど魅せられた競技。ピスト上で4メートルの距離をおいて向かい合う1対1の真剣勝負では、「勝つ経験も負ける経験もたくさんしてきた。だからこそ、自分という人間ができたと思います」と頷く。

 そんな見延が座右の銘とし、心に留めてきた言葉がある。

「限界を自分で作らない」⸺フェンサーとしての基礎を築いた福井・武生商業高での恩師・諸江克昭氏からの言葉だ。

「諸江先生は練習でも負けてベンチに戻ると『なんで戻ってくるんだ。勝つまでやってこい』と仰有るんです。勝とうとやり続ければ、いつかは勝てる。勝つ前に戻ってしまうのは、もう勝てないと自分で限界を作っているからだ、と。ただ、限界が見えたということは、自分を成長させるチャンスでもある。限界を越えるために、そこからもうひとあがき、一歩先、半歩先でも足を出せるかが成長に繋がっていく。これは今までフェンシングをやってきた中で実感している言葉ですし、自分の中で一生残り続けるものだと思います」

 一歩先、半歩先へ⸺。その「もうひとあがき」の積み重ねが後に大きく実を結ぶことは、これまで打ち立ててきた数々の金字塔が物語っているだろう。

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