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視力80%失った42歳ボクサー、圧力鍋の爆発事故から再起戦へ「俺は母国BOX史の一部だ」

ボクシングの元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、2月に再起戦を行うと米メディアが報じた。昨年3月初めに調理中だった圧力鍋の爆発事故が原因で、視力の80%を失った42歳は「大好きなボクシングをまた出来る」と喜びを語っている。

ギジェルモ・リゴンドー【写真:Getty Images】
ギジェルモ・リゴンドー【写真:Getty Images】

昨年3月の事故から回復

 ボクシングの元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、2月に再起戦を行うと米メディアが報じた。昨年3月初めに調理中だった圧力鍋の爆発事故が原因で、視力の80%を失った42歳は「大好きなボクシングをまた出来る」と喜びを語っている。


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 米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「ギジェルモ・リゴンドーが再起戦でショーを披露することを誓う」との見出しで記事を掲載。2月24日に米フロリダ州ハイアリアのハイアリアパーク競馬場で行われる米興行会社「ウォリアーズ・ボクシング」の興行で、ヘスス・マルティネス(コロンビア)と対戦することを伝えた。

 同メディアは昨年4月の時点で、リゴンドーのマネージャー、アレックス・ボルノテ氏が「彼はすでに左目の視力を100%回復した」と回復を伝えていたことを報じている。当時の記事では、右目の回復度がまだ50~60%であったとされているが、無事に試合をこなせる状態になったようだ。

 今回の記事では、フロリダに拠点を置くスペイン語の日刊紙「エル・ヌエボ・ヘラルド」のジョージ・エブロ記者に語ったリゴンドーのコメントも紹介。「俺が大好きなボクシングをまた出来ることがどれだけ嬉しいか伝えきれないよ」と喜ぶと、「キャリア終盤なのは分かっている。でも人々が見に来てくれることを願っているよ。とにかく、俺はキューバのボクシング史の一部だからね」と意気込んでいた。

 巧みなアウトボクシングスタイルで、スーパーバンタム級で一時代を築いた。昨年2月にWBCインターナショナル・バンタム級王座決定戦10回戦に臨み、WBO同級10位のビンセント・アストロラビオ(フィリピン)に8回にダウンを奪われるなど0-3の判定負け。2021年8月のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)戦に続くプロ初の連敗だった。

 リゴンドーは「2月24日のハイアリアではより優れたパンチを放って観客を楽しませるような変化を見ることができると思う。すでにフルタイムでトレーニングしているし、見に来てほしいね。後悔はさせないよ」と自信を示していた。

(THE ANSWER編集部)



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