カタールW杯決勝T1回戦

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は6日（日本時間7日）、決勝トーナメント1回戦でポルトガルがスイスに6-1で勝利した。FWクリスティアーノ・ロナウドは今大会初のベンチスタート。快勝後に早々とピッチを立ち去る姿を海外記者が目撃。英紙は「主将が1人でロッカーへ引き揚げた」と注目している。

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　ロナウドの“代役”として先発したFWゴンサロ・ラモスのハットトリックなど、大量6得点で8強に駒を進めたポルトガル。後半28分から途中出場したロナウドは試合後、ゴール裏のポルトガルサポーターへ挨拶に向かうチームメイトとは離れ、一足先に1人でロッカールームへと引き揚げていた。

　実際の動画を、米スポーツ専門局「ESPN」などでイベントホストを務めるアドリアノ・デル・モンテ氏が自身のツイッターで公開。英紙「デイリー・メール」も「先発落ちし、代役のゴンサロ・ラモスがハットトリックを達成した後、クリスティアーノ・ロナウドは、スイスに6-1で勝利したポルトガルの同僚が祝福している中、1人で引き揚げる」との見出しで記事を掲載した。

　記事では、「センセーションなパフォーマンスの後、ポルトガルの選手たちがファンの称賛を浴びながら、拍手をしているのが見られる。しかしロナウドはいない。彼はゆっくりとピッチを歩き、ポルトガルの通路へ歩いて行った」と説明。「37歳は1人でピッチを去り、見て分かる通り、集団として喜びを分かち合っている時に、同僚は彼とともにピッチを後にしなかった」と伝えた。

　ロナウドは、試合中にはポルトガルの得点にチームメイトとともに大喜び。試合後には仲間と歓喜する写真を自身のインスタグラムで投稿していた。ポルトガルは9日（同10日）の準々決勝でモロッコと対戦する。