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【世界陸上】日本リレーは「4継だけじゃない」 1600m快挙4位ウォルシュ「お家芸復活させたかった」

オレゴン世界陸上が24日(日本時間25日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで最終日が行われた。男子4×400メートルリレー決勝では、19年ぶり決勝進出を果たした日本(佐藤風雅、川端魁人、ウォルシュ・ジュリアン、中島佑気ジョセフ)はアジア新記録2分59秒51の日本歴代最高4位で入賞。エースのウォルシュは「日本のお家芸としてまた復活させられればいいなと思っていた」と強い気持ちで臨んだことを明かした。

アンカーの中島にバトンをつなぐウォルシュ・ジュリアン【写真:ロイター】
アンカーの中島にバトンをつなぐウォルシュ・ジュリアン【写真:ロイター】

オレゴン世界陸上

 オレゴン世界陸上が24日(日本時間25日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで最終日が行われた。男子4×400メートルリレー決勝では、19年ぶり決勝進出を果たした日本(佐藤風雅、川端魁人、ウォルシュ・ジュリアン、中島佑気ジョセフ)はアジア新記録2分59秒51の日本歴代最高4位で入賞。エースのウォルシュは「日本のお家芸としてまた復活させられればいいなと思っていた」と強い気持ちで臨んだことを明かした。


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 1走の佐藤が上位争いでつなぎ、川端が2走でオープンレーンになると6、7番手につけた。7番手でもらった3走ウォルシュが4位に押し上げると、アンカーの中島も奮闘。米国、ジャマイカ、ベルギーに続き、4位でゴールに飛び込んだ。タイムは2分59秒51でアジア新記録となった。4位はアテネ五輪と並ぶ快挙だった。

 1位の米国は2分56秒17、2位のジャマイカは2分58秒58、3位のベルギーは2分58秒72で、日本はメダルまであと0秒79届かなかった。ウォルシュは「僕は自分の委ねられた走りをしなければいけなかったので、本当に攻めたレースをして順位を上げなければいけない。本当にそこだけを意識して、あとは4走に良い順番で渡ればいいなって意識して走った」と明かした。

 7番手でバトンを受けたが、ごった返す中でするりと抜け出し、すぐに6番手に浮上。猛然と前を追い、一人、また一人と追い抜いた。勝負所で力強さを見せ「200メートルくらいからの切り替えはうまくいった。気持ちはファイナルで高ぶった。今年一番の走りができたと思う」。43秒91は3走では米国選手に次ぐ2番手。全選手でも4番目に速かった。

 近年では4×100メートルリレー(4継)に注目を持っていかれていた。「4継だけじゃなくて、昔みたいにマイル(4×400メートルリレー)も日本のお家芸としてまた復活させられればいいなと思っていた」と復活を狙っていたという大一番。「あまり一喜一憂しないで試合以外の調整期間も調子が悪かったけど、試合の日に合わせることを長年やってわかってきた。クヨクヨせずに自分を信じてやった」と冷静に語った。

「良い位置で持って来てくれたおかげで僕は走りやすい形になった。先の2人がよく走ってくれた。やっぱり経験がものをいうと思う。でも、日本新記録を狙っていたわけじゃなくて、メダルだった。日本新は当たり前。喜びより悔しさの方が大きいです。来年はメダルを目指して頑張りたい」

 23日(同24日)に行われた予選、日本は米国、ジャマイカ、トリニダード・トバゴら強豪ひしめく組で3分1秒53の2着に入り、着順で決勝進出していた。この種目では03年パリ大会(7位入賞)以来、19年ぶりの快挙だったが、ファイナルの舞台でも日本勢最終種目として奮闘した。

(THE ANSWER編集部)




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