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金メダル候補チェン、まさかの17位でV絶望的 米落胆「メダルの希望は終わった」

平昌五輪は16日、フィギュアスケート男子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、66年ぶりの連覇を目指すソチ五輪金メダリスト・羽生結弦(ANA)は111.68点をマークし、首位発進。一方、金メダルの最大のライバルと目されたグランプリ(GP)ファイナル覇者の18歳ネイサン・チェン(米国)は、すべてのジャンプでミスが出て82.27点。まさかの17位発進となり、金メダルは絶望的となった。米メディアは「メダルの希望は終わった」「史上最も辛い夜を迎えた」と落胆している。

ネイサン・チェン【写真:Getty Images】
ネイサン・チェン【写真:Getty Images】

羽生最大の宿敵、全ジャンプミスで約30点差…米メディア「最も過酷な夜をもたらした」

 平昌五輪は16日、フィギュアスケート男子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、66年ぶりの連覇を目指すソチ五輪金メダリスト・羽生結弦(ANA)は111.68点をマークし、首位発進。一方、金メダルの最大のライバルと目されたグランプリ(GP)ファイナル覇者の18歳ネイサン・チェン(米国)は、すべてのジャンプでミスが出て82.27点。まさかの17位発進となり、金メダルは絶望的となった。米メディアは「メダルの希望は終わった」「史上最も辛い夜を迎えた」と落胆している。


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 羽生の名演技に沸いていた江陵アイスアリーナが凍りついた。金メダル候補の一角として期待されていたチェンは羽生に続く、26番目に登場した。

「彼の後に滑った後は、いいスケートができている。観衆はいつもスーパーなほどに盛り上がっているから、自分のアドバンテージを手にしているんだ」

 前日会見でこう語っていた18歳の若武者は、昨年10月のGPシリーズ・ロシア杯で羽生を破って優勝。今季は無敗でGPファイナル、全米選手権を制し、羽生の最大のライバルとみられていた。

 しかし、転倒が続いた団体戦SPの悪い流れを断ち切れず、冒頭の4回転ルッツで転倒。すべてのジャンプでミスが出た。呆然の氷上で腰に手を当てたチェン。羽生と30点近く離され、まさかの17位発進になった。

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