トゥクタミシェワ、コーチを変えない理由 移籍頻発の時代で誇る“コーチ以上の関係”
いつしか「コーチとアスリート」以上の関係に
当時は同コーチの存在を知らなかったという。さらにトゥクタミシェワはこう続けた。
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「でも、時間を経るごとに私たちのコーチとアスリートとしての関係性は理解度を増し、距離も近くなっていきました。『コーチとアスリート』としてだけでなく、家族に近いような関係になったのです。私たちの関係をどう表現すればいいか分かりませんが、間違いなく信頼で満ち溢れています。一人のコーチと長年練習してくれば、彼を信じずにはいられなくなります。そのため、今は温かく敬意に満ちた関係にあります」
コーチとの信頼関係を口にしたトゥクタミシェワ。最近では移籍で指導者を変更することが話題となるが、これを否定しているわけでもない。「コーチ変更を考えたことはありますか?」と質問を受け、こう返答している。
「考えたことはありません。アレクセイ・ミーシンは私を信じ、私を指導するのが好きだと分かります。コーチを変更することが私にはわかりません。なぜならアレクセイ・ミーシンは最高だからです」
ロシアでは次々と若手が台頭し、フィギュア大国として五輪代表争いは激化していく可能性が高い。そんな中でもトゥクタミシェワは「すでに長いキャリアをすごしてきたので、今回は最大限(2022年の)北京五輪へ出るために全力を尽くします。五輪出場は……本当にしたいです」と闘志を燃やす。24歳からの成長に注目だ。
(THE ANSWER編集部)