海外選手は何を感じた? 体操国際大会のコロナ対策「日本は五輪開催に一番相応しい」
日本、ロシア、中国、米国による体操の国際大会「Friendship and Solidarity competition」が8日、東京・国立代々木競技場で行われた。コロナ禍で入国制限が設けられて以降、五輪競技で国内に海外選手を招くのは初めて。東京五輪開催への試金石とされた大会で海外選手は何を感じたのか。
感染対策徹底の大会、海外選手の声「精神的にも肉体的にも困った」
日本、ロシア、中国、米国による体操の国際大会「Friendship and Solidarity competition」が8日、東京・国立代々木競技場で行われた。コロナ禍で入国制限が設けられて以降、五輪競技で国内に海外選手を招くのは初めて。東京五輪開催への試金石とされた大会で海外選手は何を感じたのか。
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今大会は国際体操連盟が主催し、日本、ロシア、中国、米国の計30人が出場。検温、消毒など徹底した感染対策が講じられ、来夏の東京五輪に向けた試金石とされていた。海外の選手団は4日、5日に来日。選手のホテルは国ごとにフロア貸し切りとなり、移動は食事会場だけ。一般の宿泊客との接触を避け、食事会場も国ごとに分けられた。
外に出られない時間を過ごした一流選手たち。隔離期間、徹底した対策、大会をどう感じたのだろうか。どの選手も一様に「大会を開催してくれたことに感謝したい」と強調した上で、それぞれが感想を語った。
女子アンジェリーナ・メルニコワ(ロシア)
「毎日、PCR検査を受けて不便なことはたくさん感じました。一番困ったのはずっと外出禁止の状況。ホテルを出て散歩やジョギングもできないのは本当に大変。鼻が痛いとか気持ちの悪いテストもあったけど、それが必要なことは理解していますし、不可欠なことです。オリンピックにも必要だと思っているので、それはどうしようもない。組織が素晴らしかったので、今までのように安全の対策を取った大会を繰り返せば、本番で状況は良くなると思っています」