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女子100m障害・寺田明日香、“出産後初V”へトップで決勝進出 「予選は力を抑えた」

東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権第2日が2日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、女子100メートル障害準決勝では日本記録保持者・寺田明日香(パソナグループ)が13秒13(追い風0.3メートル)の組1着、全体トップで決勝に駒を進めた。

女子100メートル障害準決勝、全体トップで決勝進出を決めた寺田明日香【写真:奥井隆史】
女子100メートル障害準決勝、全体トップで決勝進出を決めた寺田明日香【写真:奥井隆史】

日本選手権第2日

 東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権第2日が2日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、女子100メートル障害準決勝では日本記録保持者・寺田明日香(パソナグループ)が13秒13(追い風0.3メートル)の組1着、全体トップで決勝に駒を進めた。


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 堂々の走りで決勝に臨む。序盤から加速していくと、後半は他の選手を突き放してゴール。2着に0秒33の差をつけた。レース後は「予選はラウンドをどう積んでいくかが去年からの課題。できるだけ楽に通過したいと思っていました。予選は力を抑えました。走ろうと思うと爆発しちゃうので(笑)。だから抑えたいと思って走って、準決勝は明日にどう繋げられるかを考えていました」と振り返った。

 日本選手権は2010年まで3連覇。結婚・出産、ラグビー経験を経て昨年競技に復帰し、12秒97で日本新記録を樹立した。8月23日のセイコーゴールデングランプリでは13秒03で優勝しているが、同29日のアスリートナイトゲームズイン福井は追い風参考(2.1メートル)ながら12秒93で2位に入った。

 9月の全日本実業団選手権は、左ハムストリングの違和感で棄権。「全日本実業団選手権の前は調整も何もなく、走り込みの週が続いていたので、かなり疲れたまま大会に臨んだ。なかなか100メートルの走り方がうまくなくて、張っていた部分がより張った感じです。特に大きいケガではない。治療器を使ったり、トレーナーさんに見てもらってよくなっているので大丈夫です」と回復ぶりをアピールした。

 3日の決勝では10年ぶり4度目の優勝がかかる。「中盤から後半までどう加速するかが課題。この後、コーチと確認して明日に臨めればと思います」と意気込んだ。愛娘の果緒ちゃんにママの強さを見せたいところだ。

(THE ANSWER編集部)




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