[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

167cm48kg、もっと増量したい中学生野球男子 1日4食も吐き気…プロ野球選手も実践する食事法を紹介

増量に悩むプロ野球選手が実践している食事法

 そこで今回は、「なかなか大きくなれない」と悩むプロ野球選手たちも実践している、食事の方法を紹介しましょう。

 今日から実践してほしいことは二つ。「1日の食事の回数を増やす」と「野菜と果物を食べる」です。

 体を大きくするために、もっとも効果的で大事な方法が、一つ目の「1日の食事の回数を増やす」です。

 ポイントは、1回に食べる量を増やすのではなく、食べる回数を増やすことです。そこで朝昼晩の三度の食事のほか、食間や部活動の前後の時間に、1日3、4回、は「補食(栄養のある間食)」を食べましょう。

 体を大きくしたいとき、優先してしっかり食べて欲しいのは炭水化物です。具体的に言うと、1日の総摂取カロリーの6割は炭水化物で摂りたいのですが、三度の食事だけは量が多くなり、大変。1日3、4回の補食でこまめに摂れば、胃腸にかかる負担が少なくなります。

 量は1回につき、おにぎり1個、バナナ1本、プロテイン1杯、エネルギーバー1個ぐらいでOK。食欲がないときは、ツルッと食べられるゼリーがおすすめです。缶詰のみかんがどっさり入ったゼリーなどは、エネルギー源の糖質もしっかり摂れます。

「1日4食」というだいきちさんも、しっかり食べるのは朝・昼・晩の3回にして、補食の回数を増やしてみましょう。

 内臓の働きをサポートするためには、二つ目の「野菜や果物を食べる」が効果的。野菜や果物に含まれる酵素や食物繊維には胃腸の消化・吸収機能を助ける働きがあり、食べた分のエネルギーや栄養をムダにしません。

 野菜をしっかり食べるコツは、味噌汁やスープといった汁物の具材にすること。生で食べるよりもかさが減るので、たっぷり食べられます。また、バナナや牛乳を加えて、自家製のスムージーにするのもおすすめです。

 果物は、食事のデザートや補食として、1日2回程度は摂るよう心掛けましょう。季節の果物は勿論、比較的、1年中手に入りやすい、バナナやキウイフルーツ、りんごなど何でもOKです。

1 2 3

吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集