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おやつは必ずしも“罪”じゃない? 働く大人がむしろ積極的にとっていいワケ

「おやつ」といえば、子どものイメージが強いが、実は大人にとっても大切なもの。何を食べるかで仕事の効率にも影響が出るという。では、選ぶべき「大人のおやつ」は何なのだろうか。橋本氏がオススメと気をつけるべきポイントを紹介してくれた。

選ぶべき「大人のおやつ」とは?
選ぶべき「大人のおやつ」とは?

連載「働く人の食事術」―上手にとれば仕事効率が高まるおやつの重要性

 忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。

「おやつ」といえば、子どものイメージが強いが、実は大人にとっても大切なもの。何を食べるかで仕事の効率にも影響が出るという。では、選ぶべき「大人のおやつ」は何なのだろうか。橋本氏がオススメと気をつけるべきポイントを紹介してくれた。

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 18年の平昌五輪で、女子カーリング選手の“もぐもぐタイム”が注目されてから、“仕事効率を高める補食”というテーマでの取材やセミナーの依頼が増えました。

 補食とは文字通り、「食事だけでは足りないものを補う」食習慣。簡単にいえば“おやつ”です。おやつと聞くと甘い菓子を想像し、食べることに罪悪感を抱く方が多いのですが、現代人の食生活は朝晩の食事を抜いたり、時間がなくて簡単な丼ものだけになったりと、食事だけでは十分な栄養を摂り切れないのが現状。栄養を補う意味で、むしろ積極的におやつをとってもよいくらいです。

 働く大人に摂ってほしい栄養素は、まずは脳の唯一の栄養素になる糖質(ブドウ糖)です。脳は案外、大食いの臓器。現代人の働き方は、頭を酷使する時間が非常に長いので、補食でチャージ。不足しがちなビタミン類や食物繊維も含む、おにぎりや果物(コンビニエンスストアで手に入るカットフルーツが便利!)、果汁100%ジュースも手軽でよい。また、腹持ちのよいタンパク質や脂質を含む、ヨーグルトやナッツもヨシ。ナッツはドライフルーツを組み合わせたトレイルミックスもおすすめです。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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