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“魚離れ”に警鐘― アスリート育成にも重要な魚料理、理想の摂取頻度は?

アスリートの力強いプレーを生む筋肉。その源となる栄養素はタンパク質だ。その貴重なタンパク源である魚だが、現代の日本人は摂取量が減っているという。

子どもたちの間でも“魚離れ”

 アスリートの力強いプレーを生む筋肉。その源となる栄養素はタンパク質だ。その貴重なタンパク源である魚だが、現代の日本人は摂取量が減っているという。公認スポーツ栄養士の橋本玲子さんは「最低でも2日に1回は魚料理を食べて欲しい」とアドバイスを送っている。

 食生活の欧米化によって肉料理を多く食べるようになった分、日本人が魚を食べる機会が減ってきている。1975年には1人1日当たり平均95g(塩鮭1と1/4切れ)摂取していた魚介類が、2011年には平均73g(塩鮭1切れ弱)に減少。特に子どもたちの間で魚離れが増えているという。サッカーJリーグの横浜F・マリノスやラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツの選手たちに栄養指導する橋本さんは「米を主食に、魚や野菜などを組み合わせた日本食は栄養バランスが非常に優れています」と話し、魚の持つメリットを挙げた。

「魚はタンパク質が豊富なのと同時に、ここ近年の研究では、魚に含まれる油がスポーツをする人のパフォーマンスにも有利に働く可能性があるとして、海外のサッカーでは、魚を積極的に摂ることを推めているそうです」

 脂質は構成される脂肪酸の種類によって、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分けられる。肉や牛乳・乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸は常温で固まる性質を持つため、血液の粘度が高まり、血中のLDL(悪玉)コレステロールの量が増える。一方でマグロをはじめとした魚や植物油に多く含まれる不飽和脂肪酸は、常温で固まりづらいため、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪を減らし、血液をサラサラにしてくれる働きがある。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

2003年ラグビーワールドカップ日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビートップリーグ・パナソニック ワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)ならびに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

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