[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「チームのために、では圧倒的に足りない」 川口能活がスーパーセーブを呼べる理由

川口が「スーパーセーブ」を呼べる理由、「強い野心、ちょっとした遊び心」の必要性

「僕の場合、自分が目立ってやろう、勝利の立役者になろうという気持ちが底力となります。GKはゴールを守る最後の砦。誰も助けてくれません。チームのために戦う、というのはベースにありますが、それだけでは圧倒的にパワーが足りない。勝負を決めるためには『自分が主役になってやる!』という強い野心、ちょっとした遊び心が力になるんです」

「そもそもスーパーセーブと言われるプレーはいつも練習でやっていること」と川口。

「行きつくところ、本番で出せる力のベースは日々のトレーニングにあります。練習と試合ではシーンが変わるだけのこと。いかに試合を想定し、練習時から全力で取り組めるか否かが左右する。つまり、日頃のトレーニングから闘いなんです。観客がいない練習場でも、試合と同じ気持ちで100%のプレーをする。その積み重ねがあって、本番に力を発揮できる。スーパーセーブなんて、急にはできません(笑)」

 時には100%の力で練習に臨む難しさを感じることもある。体が痛い、気持ちがのらないときもあるし、J3でプレーする今はグラウンド内外問わず、チームに頼らず自分自身でやらなくてはいけないことも多い。しかし、苦しくなればなるほど、“サッカーが好きだ”という気持ちに行きつくという。

1 2 3

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集