ヘビー級最強は誰だ!? フューリーはワイルダーと再戦へ、ビッグマッチが続々実現

トップスターに続く各国のコンテンダーも多士済々
現代のヘビー級には多くの強豪が揃い、久々の活況を呈している。6月にWBA、IBF、WBOという3つのタイトルを保持したアンソニー・ジョシュア(英国)がアンディ・ルイス・ジュニア(米国)にまさかの大番狂わせで打ち取られ、盛り上がりに火が付いた。
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フューリー、ワイルダー、ルイス、ジョシュアという個性的なトップスターたちは魅力たっぷり。その後にルイス・オルティス(キューバ)、アダム・コウナキ(ポーランド)、ディリアン・ホワイト(英国)、オレクサンダー・ウシク(ウクライナ)、ジャレル・ミラー(米国)といった各国のコンテンダーが続き、役者が多彩になった。
こうして選手層が厚くなった中でも、 現時点での最強ランキングでは大抵の媒体でワイルダー、フューリーが1、2位を占めている。昨年12月、この2人の直接対決はドロー。2度のダウンを奪われた以外はほとんどの時間帯でフューリーがワイルダーをアウトボックスしていたとあって、フューリーを1位に据える関係者も少なくない。実際にこれだけのサイズ、フットワーク、ジャブを備えた選手を捉えるのは、どんな強豪にとっても容易ではないはずだ。
今回、無名のスウェーデン人に苦戦しただけに、“フューリー最強説”はやや説得力を失ったかもしれない。ただ、当のワリンは「僕もできることはすべてやったけど、タイソンは偉大なチャンピオンだ」と元王者の強さを認めていた。
そして、フューリーが真価を証明する時間は間もなくやってくる。今後、スポーツファン垂涎のヘビー級の潰しあいが始まろうとしているからだ。
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