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リレー日本は「2019年に金もある」 専門家が見た可能性「考え方の基準が壊れた」

東京五輪で金も…日本は「マインドセットが壊れている。2年後にも可能性ある」

 ジャマイカのアンカー、ウサイン・ボルトが左足を痛め、途中棄権した。「ああいう選手でも、ああいうことが起こるんだなと。走りの技術が高い分、意外性も高かった」と振り返りながら、原因について言及した。

「今大会は全体的に気温が低く、南米の選手にとってはコンディションがうまく合わない部分があったように思います。そういう状況で出力を上げることで、アクシデントも起こり得るのではないでしょうか」

 しかし、その一方で「何が起こるのがわからないのがレースですから」と話し、しっかりと完走し、実力を出し切った日本チームを称えた。これで、世界に衝撃を与えたリオ五輪の銀メダルに続き、2年連続で世界大会で表彰台に上がった。その価値は果てしなく大きいという。

「4人が底上げしていって9秒台を出せるようになれば、東京五輪で金メダルもあると思います。ひょっとしたら、2年後にも可能性はあります」

 秋本氏は20年の自国開催の五輪で表彰台の真ん中に上ることも夢ではないとし、19年の世界選手権ドーハ大会でも可能性を感じるという。

「何よりも走っている本人たちが自信になる。山縣選手、サニブラウン選手ら、代表を逃した選手も含め、リレーメンバーに入ったらメダルを獲れるという自信が芽生えてくる。いい意味でマインドセット(考え方の基準)が壊れている感じ。それによって『俺らもいけるぞ』と新しい選手も出てくる可能性もあります」

 もちろん、世界トップレベルまで差はある。伊藤氏は今後の課題について、こう指摘する。

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