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萩野VS瀬戸の行方は? 競泳選手にとって「最強ライバル」の存在がもたらすもの

「今回は瀬戸が勝った方がおもしろい。それが萩野のためにもなる」…その理由とは?

 萩野にとっては、いかに第3泳法の平泳ぎでリードしているか。逆に瀬戸にとっては平泳ぎで差がなく来られれば、得意の自由形で勝利が見えてくるという。

 20年東京五輪でも金メダルを狙える2人。ライバル関係を考えれば、伊藤氏は「今回は瀬戸選手が勝った方がおもしろい」と言い、瀬戸優位とみている。

「それが、萩野選手のためにもなる。3年後を考えると、今、負けておいてもいいんじゃないかと思います。瀬戸選手が今回に関しては勝ってしまうかもしれない。そこを実績のある萩野選手が根性で凌げるか。注目したいです」

 日本競泳界最強のライバル関係にある2人。果たして、東京五輪を目指した若きスイマーの熱い戦いは、どんな結末を迎えるのか。目が離せそうにない。

◇伊藤 華英(いとう・はなえ)

 2008年女子100m背泳ぎ日本記録を樹立し、初出場した北京五輪で8位入賞。翌年、怪我のため2009年に自由形に転向。世界選手権、アジア大会でメダルを獲得し、2012年ロンドン五輪に自由形で出場。同年10月の岐阜国体を最後に現役を退いた。引退後、ピラティスの資格取得。また、スポーツ界の環境保全を啓発・実践する「JOCオリンピック・ムーヴメントアンバサダー」としても活動中。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer


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