相撲界では小柄…身長180cm台の元横綱と小結が戦えた理由 花田虎上と若隆景が明かす原動力「人生は演歌」「家族の…」
若隆景は2023年に右膝に大怪我「また相撲が取れるのか…」
だが、体格の大きな相手との対戦が続けば、体に蓄積されるダメージも大きい。若隆景は2019年十一月場所に新入幕を果たした後、関脇まで昇進して優勝を遂げながらも、2023年三月場所で右膝に大怪我を負って長期休場。「怪我をして、手術を受けた後は足も上がらなくて。『これで本当にまた相撲が取れるようになるのかな』という気持ちがありました」と、不安で落ち着かなかった当時の心境を振り返る。
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右脚を自由に動かせない現実を目の前にすると、その先に明るい未来があるとは想像することすら難しい。それでも辛く厳しいリハビリをやり遂げ、怪我から8か月後の十一月場所で幕下として土俵復帰が叶ったのは「家族の存在が一番大きいです」と明かす。
「怪我をしている時も、常に家族の支えがあったので『もう一度、幕内の土俵に戻って、子どもたちや妻に活躍している姿を見せたい』という気持ちでした。家族の支えがあったからこそ『絶対に戻ってやる』という気持ちを持つことができたんだと」
家族のために頑張りたいという気持ちに加え、自分の夢を叶えたいという強い気持ちにも背中を押された。祖父(小結・若葉山)、父(若信夫)、2人の兄(若隆元、若元春)も力士という相撲一家に生まれ育った若隆景にとって、横綱になることは子どもの頃からの夢。負傷前には関脇まで昇進していただけに、大関、横綱も現実的な目標として捉えられていたのだろう。「僕が怪我をしてから、一緒に大関を争っていた力士たちが先に上がっていったので、それにも負けたくないと思って見ていました」と悔しさを力に変えた。
幕下として土俵に戻った後は、十両、幕内から再び三役まで駆け上がり、10日から始まる五月場所は小結として臨む。ここまで決して平坦ではない道ではあったが、「怪我をしている時に携わり応援してくれた人たちのため、自分の目標=小さい頃からの夢のため、諦めずに続けることができました」と、2つの気持ちを原動力とした。
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