日本人は「だから肥満の人が少ないのか」 欧州と比べて腑に落ちた理由、食事の際に「お皿が…」【Bリーグ川崎・ギンズブルグHC】
いまやプロスポーツで当たり前の存在になった外国籍選手や指導者たち。しかし、競技以外にスポットライトが当たることは多くない。母国を離れて日本という異国に適応に励みながら、どんな日々を送っているのか。「THE ANSWER」は、連載「Athlete Life in Japan」と題し、当事者の様々な声を取り上げる。第3回ではバスケットボールBリーグ・川崎ブレイブサンダースのロネン・ギンズブルグヘッドコーチ(HC)を前後編で取り上げた。チェコ代表のHCを11年間も務めたイスラエル出身の61歳。28日には来季の契約継続も発表された。今回はこぼれ話として、日本での生活で恋しく思っている母国の味を紹介する。

連載「Athlete Life in Japan」――第3回Bリーグ川崎ギンズブルグHCのこぼれ話
いまやプロスポーツで当たり前の存在になった外国籍選手や指導者たち。しかし、競技以外にスポットライトが当たることは多くない。母国を離れて日本という異国に適応に励みながら、どんな日々を送っているのか。「THE ANSWER」は、連載「Athlete Life in Japan」と題し、当事者の様々な声を取り上げる。第3回ではバスケットボールBリーグ・川崎ブレイブサンダースのロネン・ギンズブルグヘッドコーチ(HC)を前後編で取り上げた。チェコ代表のHCを11年間も務めたイスラエル出身の61歳。28日には来季の契約継続も発表された。今回はこぼれ話として、日本での生活で恋しく思っている母国の味を紹介する。
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今季、川崎初の外国籍HCに就任したギンズブルグ氏はイスラエル出身。チェコ代表のHCを11年務め、2020年には同国の国籍も取得した。昨年8月に来日。今回の取材では、どんな時でも声援を送ってくれる日本のファンや街中で出会う人達の親切心などを絶賛したが、食べ物の話題になると言葉に詰まった。好きな日本食を聞くと、「欧州と比べて日本はパンが少ないよね」と切り出し、こう続けた。
「あと、お皿も小さい。だから肥満がちな人が少ないんだろう。食べ過ぎないから。でも、美味しいよね。お肉がとても美味しい。お米も好きだし、寿司も好きだ。野菜は……野菜にはちょっと問題を抱えているんだ」
スーパーに買い出しに行くと、見たことがない野菜が並んでいる。周囲の人に「これは何?」と聞かなくてはいけない。「野菜は大きく違うね」と困惑。恋しく思っている母国のものを尋ねると「野菜、そしてサラダだね」と返ってきた。もう一つ、忘れられないのがフムスというひよこ豆のペースト。「イスラエルではいっぱい食べるんだ。ここでいうお米のような感じさ」と熱が入った。
日本食にハマる外国人は少なくないが、“ネノ”の愛称を持つギンズブルグHCはそうではないよう。お気に入りの飲食店に挙げたのは、米国発のピザチェーン店カリフォルニア・ピザ・キッチン。さらに、続いてインタビューしたサッシャ・キリヤ・ジョーンズからは「ネノは毎日マクドナルドばかり食べている」という“タレコミ”も入った。日本の味に馴染む日は来るのだろうか。
※取材は2月に実施
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)