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坂本花織、尊き世界選手権2連覇 翻った日の丸に反射し、照らされた女王の微笑

フィギュアスケートの世界選手権は、さいたまスーパーアリーナで熱戦を展開している。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載。今回は24日に行われた女子フリーの坂本花織(シスメックス)。フリー145.37点、合計224.61点で日本勢初となる連覇の快挙を飾った。

表彰式で国旗を背負う坂本花織、日の丸の白に反射して安堵の微笑みが照らされた(カメラ=SONY α1、レンズ=FE400mm F2.8GM)【写真:矢口亨】
表彰式で国旗を背負う坂本花織、日の丸の白に反射して安堵の微笑みが照らされた(カメラ=SONY α1、レンズ=FE400mm F2.8GM)【写真:矢口亨】

フォトグラファー・矢口亨のフィギュア世界選手権フォトコラム

 フィギュアスケートの世界選手権は、さいたまスーパーアリーナで熱戦を展開している。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載。今回は24日に行われた女子フリーの坂本花織(シスメックス)。フリー145.37点、合計224.61点で日本勢初となる連覇の快挙を飾った。

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 表彰式で国旗を背負う女王の背中が撮りたかった。

 400mmのレンズを構えて、その時を待った。翻った日の丸の白にスポットライトが反射して、坂本の顔を明るく照らす。背中よりも表情に視線が奪われた。柔らかい、安堵の微笑みだった。

 昨年2月の北京五輪で銅メダルを獲得し、翌月の世界選手権(フランス・モンペリエ)で優勝。今季はその重圧との戦いに苦しんだ。

 世界中のスケーターが憧れる存在となったが、心は繊細で優しい。高い壁を乗り越えて掴んだ日本勢初の連覇。表彰式での安堵の表情が、その偉業をさらに尊いものに感じさせてくれた。

■矢口 亨 / Toru Yaguchi

 フォトグラファー。山形県上山市生まれ。上智大を経て02年に報知新聞社入社。12年ロンドン五輪、21年東京五輪、22年北京五輪などを取材。フィギュアスケートの撮影は19年の世界選手権(埼玉)から。今年2月に退社し、フリーに転身。著書に写真集「羽生結弦2019-2020」「羽生結弦2021-2022」など。

(矢口 亨 / Toru Yaguchi)

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