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「天才の系譜」を継ぐ18歳 打倒・中国に欠かせない、次世代エース・木原美悠の躍進【世界卓球】

目標は「やっぱり打倒・中国。みんなで本気で勝ちに行きたい」

 支えに感謝して迎えた今年3月の代表選考会。ベスト4なら世界卓球の出場が決まる中、準々決勝で平野に勝利した。同じく準々決勝で伊藤を破り、代表入りした長崎とハグ。伊藤、早田、長崎、佐藤瞳との日本代表は「強いです」と言い切る。「個人に特徴があると思います。一人ひとりいろんな強みがあって面白い」と明かした。

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 自身は中国選手に「回転がわからない」と言わしめるサーブと、卓球台に張り付いた前陣速攻から放たれる強力なカウンターが武器。さらに母親にも「試合中に何を考えているのかよくわからない」と言われるほどのポーカーフェイス。無意識というが、「心の中は、もうすんごい暴れてます。でも、外には出してない」と、これも一つの武器になっている。

 3大会連続銀メダルから51年ぶり悲願の優勝へ、木原の躍進が欠かせない。目標は当然のように中国の5連覇阻止を掲げた。

「やっぱり打倒・中国。日本を背負って団体戦を組むのは、世界ジュニアと世界ユースぐらいしか経験したことがない。世界選手権という凄く大きな舞台で中国選手と試合ができることがまず嬉しいです。けど、そこで終わったらダメ。チームのみんなで本気で勝ちに行きたいと思います。最近、海外の試合は中国選手にしか負けていない。だから、対中国で一回でもいいから勝ちたい」

 石川、平野が代表に入っていない今大会。24年パリ五輪では、木原が日本代表の中心選手になっている可能性もある。新世代の天才が、初の世界卓球で輝きを放つ。

(第7回は及川瑞基が登場)

 ◆世界卓球 9月30日からグループリーグが行われ、上位16の国と地域が10月5日からの決勝トーナメントに進出。テレビ東京系&BSテレ東で連日放送。中継キャッチフレーズは「新時代の、目撃者になる。」

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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