[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「1プレーに覚悟があるか」 2季連続CS4強で涙、川崎HCが語る宇都宮との差とは

宇都宮の選手に感じた「1プレーが勝敗を分ける覚悟」

――今年の宇都宮の勝ち上がり方を見ていて、レギュラーシーズンとCSはまったくの別ものなのだと強く感じさせられました。CSを勝つために必要なのは、どのようなことだと思いますか?

【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら

「1ポゼッションが勝敗を左右するような戦いには、『1本のシュートを決めきる』『1つのディフェンスを守りきる』という責任感や覚悟が必要です。それを持ってレギュラーシーズンを戦っていたか、否か。そういうところではないかと、今は考えています。

 ファイナルを見ていて、宇都宮のキャリアの長い選手たちは、比江島選手を筆頭に、みんなその覚悟を持っていると感じました。渡邉(裕規)選手もプレータイムは多くないけれど、出たら持ち味のスリーを打ち切るという覚悟がありましたよね。もちろん、チームの細かい約束事やシステムの構築、それらをやりきる遂行力も大切ですけど、自分の1プレーが勝敗を分けるという覚悟があるか、そして、そう思えるだけのものをレギュラーシーズンで積み重ねられているか。ここはもっともっと意識しないといけないと、改めて感じさせられました」

 ファンや関係者たちが各クラブの編成動向に注視するなか、川崎はアギラールと綱井勇介を除く全選手との契約を早々に完了させ、来季の陣容の大枠を固めた。

 プレータイムの大小に関わらず、選手全員が責任と自覚、そして誇りを持ってチームに貢献すること。これは佐藤HCだけでなく、川崎ブレイブサンダースを応援する多くの人々の願いだろう。積み上がった経験と課題を醸成させ、より強固なチームへの進化に期待したい。

(青木 美帆 / Miho Aoki)

1 2 3 4
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集