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「ポスト錦織」の期待高まる18歳輩出 プレハブの街クラブが見せる驚異の育成力

第91回三菱全日本テニス選手権大会決勝戦で、第14シードの18歳、綿貫陽介が昨年王者の内山靖崇(北日本物産)を6-2、6-4で下した。大会史上2人目となる27年ぶりの10代での優勝という偉業を達成し、2020年東京オリンピックの星と期待される綿貫は、テニス界で逸材を次々に輩出している“虎の穴”でその才能を開花させていた。

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18歳で全日本テニス選手権を制した綿貫陽介、好選手育て続ける「グローバル」

 第91回三菱全日本テニス選手権大会決勝戦で、第14シードの18歳、綿貫陽介が昨年王者の内山靖崇(北日本物産)を6-2、6-4で下した。

 大会史上2人目となる27年ぶりの10代での優勝という偉業を達成し、2020年東京オリンピックの星と期待される綿貫は、テニス界で逸材を次々に輩出している“虎の穴”でその才能を開花させていた。

 それは埼玉・春日部市内に父親の弘次さんが2004年に設立した「グローバル・プロ・テニス・アカデミー」だ。東部アーバンパーククライン線の豊春駅から徒歩10分の線路沿いに位置する、テニスコート2面の練習施設は決して近代的な練習施設とは呼べない。ところ狭しとトロフィーが並ぶクラブハウスは簡素なプレハブ。夕方には週2度、テニスコートの一面をサッカークラブの練習場として貸し出している。

 かなりユニークな小さな街クラブだが、その育成力は凄まじいものがある。綿貫3兄弟と呼ばれる長男・裕介(橋本総業ホールディングス)、次男・敬介(明治安田生命)、そして今回若くして栄冠をつかんだ陽介をはじめ、テニス界の俊英を次々に輩出してきた。グローバル所属で小・中・高生のカテゴリーで全国大会に出場した才能はこれまで実に27選手。関東大会には37選手も送り込んできた。全国大会のタイトルは15個。グレードAという最高ランクの世界タイトルも3度、所属選手が受賞している。全国大会への出場選手やタイトル数は日本のアカデミーレベルで突出しているという。

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