大学ラグビー開幕 “いつもと違う”シーズン初戦で大学王者が見せた“いつもと違う姿”

対抗戦王者・明大は主力不在でも快勝
昨季は対抗戦を制しながら、大学選手権決勝でライバル早大に敗れた明大は、11トライの猛攻で、5シーズンぶりにAグループ(1部)に昇格した立大をねじ伏せた。
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無観客ながら、世田谷・八幡山の自校グラウンドで開幕戦を迎えた田中澄憲ヘッドコーチは「無事に開幕を迎えられたことが嬉しい」と語る一方で、試合内容には「立大のプレッシャーがすごく良かったので、満足できるプレーができなかった」と厳しい採点。この日の先発15人で、昨季大学選手権決勝の先発メンバーはわずか4人。指令塔のSO山沢京平(4年、深谷)らを欠く中での課題を指摘した。
2シーズンぶりの大学王座奪還を目指すNO8箸本龍雅主将(4年、東福岡)も「自分自身は相手の出足に負けて、前に出れなかった。BKが空いているスペースにボールを運んでくれたのが勝因」と厳しい自己採点だったが、常にボールを持って攻撃を仕掛ける積極性でチームを牽引した。
(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)