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【飛込】“東京五輪の星”荒井祭里が圧巻の3連覇達成 2年後は「シンクロは確実に、個人も…」

アジア大会を控える“翼JAPAN”の高校女王が圧巻の演技を見せつけた。

甲子園学院の荒井祭里【写真:山田智子】
甲子園学院の荒井祭里【写真:山田智子】

インターハイ女子高飛び込みで荒井が3連覇

 アジア大会を控える“翼JAPAN”の高校女王が圧巻の演技を見せつけた。

 全国高校総体(インターハイ)水泳(飛込競技)が17日、愛知県の日本ガイシアリーナで開幕。第1日目は女子の高飛び込みが行なわれ、甲子園学院(兵庫)の荒井祭里(3年)が3連覇を達成した。

 高飛込は、最大10mの高さの飛び込み台から、回転やひねりなどの技を表現しながら水面に飛び込む。踏み切ってから入水まではわずか2秒弱。一瞬の美しさを追求する競技だ。

 インターハイでは、演技の難易度の合計が制限されている「制限選択飛」4演技と、難易度の制限がない「自由選択飛」5演技の計9演技を行ない、それぞれを10点満点で採点、その合計点で順位を競う。

 小柄な選手が多い競技にあっても、150cm、40kgとひときわ小さい荒井だが、つま先から指先までピーンと伸びた美しい姿勢と、「スピードとキレを意識している」というダイビングは、ダイナミックで力強い。

 どんなに回転数が多いハイレベルな技を行なっても、「ポッ」という乾いた音とともに、真っすぐに水を貫き、水しぶきを立てない。高い得点に繋がる、“ノースプラッシュ”と言われる美しい入水ができるのが荒井の武器だ。躍動感溢れる演技と一瞬時が止まったような静かな入水。この日も、荒井らしい“動と静”の演技で観客を唸らせた。

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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