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【飛込】“東京五輪の星”荒井祭里が圧巻の3連覇達成 2年後は「シンクロは確実に、個人も…」

荒井祭里はこれで3連覇を達成【写真:山田智子】
荒井祭里はこれで3連覇を達成【写真:山田智子】

2位に30点近い差をつけての3連覇

 唯一70点台の高得点を連発し、2位に30点近く差をつけての優勝。それでも荒井は「3連覇できたことはすごくうれしいが、演技の内容は、ミスもあり、点数が取れなかったのでくやしい。(70点を出した技も)うまく入ったら、80点近い点が出るので、修正していきたい」と反省を口にする。自己評価が厳しくなるのは、2年後に迫った東京五輪を見据えているからだ。

「(リオデジャネイロ五輪の高飛込8位入賞の)板橋美波さんとのシンクロは確実に出たい。もちろん個人でも狙っています。これから試合がたくさんあるんですけど、今回、初めての会場で、いつもと違う状況の中で飛べたということはいい経験になりました」と話す荒井。22日に全国JOCジュニアオリンピックカップに出場した後、翌23日にアジア大会へと出発する。

「アジア大会は初めてなので、楽しみ30%。不安70%。プレッシャーはありますが、自分の演技を見せつけて、メダルを目指したいです。板橋さんとのシンクロも楽しみにしています」

 インターハイ3連覇の偉業を成し遂げた小さな女王は、ここから世界へと大きく羽ばたく。

(山田 智子 / Tomoko Yamada)

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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