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元サッカー少年が陸上100mで狙う全国制覇 市立船橋で急成長した3年生が10秒38切りへ

顧問の後藤彰英先生(右下)とともに守は日本一を目指す【写真:松橋晶子】
顧問の後藤彰英先生(右下)とともに守は日本一を目指す【写真:松橋晶子】

守を救った顧問・後藤先生から言われた愛ある言葉

 市船での一番の成長は、メンタル面で強くなったことだ。

 100メートルはコンマ数秒を争う競技だからこそ、簡単にタイムは縮まらない。逆に言えば、ちょっとしたメンタル面での動揺がタイムに与える影響も大きい。顧問の後藤彰英先生も「単純なようで奥深い競技で、メンタルに左右されてしまう競技なんです」と説明する。

 それを実感したのは、1年生のときに出場した国体予選だった。「完全にメンタルで負けてしまった」と振り返る大会で、まさかの予選落ち。「そこで人として強くならなきゃいけない」と感じた。大切なことに気づけても、メンタルを強くすることは簡単ではない。しかし、守は「つらい練習に耐え抜くことで、自然と強くなっていったのかなと思います」と淡々と語る。

 後藤先生は守について「落ち着いていて、とても思慮深い」と評する。「後半はもとから強かったが、弱かったスタート直後の加速から徹底的に指導して良くなった。今年に入ってから少しずつ力を出せるようになってきた」と成長に目を細めた。

 成績が出るにつれて注目度が増す。自分自身に集中したいが、そうはいかなくなった。

「南関東大会では(注目されているという)意識があって、自分の意識がちょっと他に向いてしまっていた。今までは自分に集中していたのに、ちょっと意識が逸れてしまった」

 そんな守の状態を見抜いて、後藤先生は「お前はまだチャンピオンじゃない」と檄を飛ばした。

「ランキングが上がってくると、周りの反応が大きくなるので、そこでの捉え方、自分の保ち方が大事になってきます。守自身は冷静な選手ですが、急にランキングに載るようになったので、どうしても気持ちが外に向きがちになってしまう。

 チャンピオンになる人というのは、周囲から注目されているなかでも力を出しきれる人です。無心でできればいいんですけど、高校生の守にはなかなか難しいので、自分を見失わないように言葉をかけました」

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