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「イライラしたら、深呼吸して」 ホッケー先駆者&実力派姉妹が高校生に授けたエール

コロナ禍で大切にしてほしい「自分の歩みを止めないこと」

 人生の大部分をホッケーに捧げていた3人にとって、スポーツの楽しさ、次世代に伝えたいことはどのようなことなのか。体育教師になりたいという生徒からの質問に、それぞれが思いの丈を語った。

 東京五輪のホッケーの会場となっている品川区の大会コミュニケーターを務めるなど、普及活動も行っている藤尾は「興味がない子にどうやって体を動かすことの楽しさを伝えるのかが、自分の今の課題」と活動での経験を踏まえて言及。「体育が苦手な子や、運動に興味がない子に対して、チャレンジした一瞬とかやってみた瞬間を見逃さず、それを声掛けするのが大事かなと思う」と運動に前向きになれるようコミュニケーションをとることが大事だと話した。

 一方、永井姉妹は団体競技で培われることの大切さを口にした。友理は「何かをやり遂げたという達成感がうれしい。勝ち負け関係なく、一緒にやってきた過程から楽しいなというのがあるし、素敵な時間だったと思う」と振り返り、葉月も「負けた時にどうやって這い上がれるか、チームが立ち直れるかも楽しい。みんなで何かを成し遂げるのがホッケーの素晴らしいところ」と、1人では味わえない達成感を伝えたいことに挙げた。

 技術向上、メンタルの整え方まで、高校生にとっての金言が詰まった1時間。最後に参加者を代表し、男子生徒は「今日学んだことは、明日からチャレンジできることばかり。学んだことを活かして明日から練習したい。私は3年生ですが、コロナで大会が2つなくなって次が最後。悔いが残らないように頑張りたい」と挨拶した。

 これを受け、3人も「明日へのエール」として、新型コロナウイルスの影響を受ける高校生にメッセージを贈った。

 葉月「私も高校時代、選抜の大会がなくなって悔しい思いをした。東京五輪に出て活躍できると思ったけど、延期になってしまって辛い思いをした。ホッケーができること自体を楽しんでほしいと思うし、試合に出るときは自分が一番うまいと思ってやることと、しっかり楽しんで、みんなとできる時間を楽しんでほしい」

 友理「皆さんが素晴らしい存在で、あきらめずに頑張っているということは、たくさんの人に希望や夢を与えているということは忘れないでください。こんな時だからこそ、家族や友達、チームメートを大切にして、自分も大切にしてもらってほしい」

 藤尾「どんな道に進もうが、自分の歩みを止めないこと。前に進んでいけば新しい出会い、発見、チャレンジの場所などいろいろあると思う。スポーツを通じてもそうだし、社会に発つ子もいると思う。夢や目標を見失わず、前に進んでいってほしい」

 インターハイは中止になったが、人生は続いていく。オリンピアン3人の貴重なエールを胸に、高校生は前に進む。

■オンラインエール授業 「インハイ.tv」と全国高体連がインターハイ全30競技の部活生に向けた「明日へのエールプロジェクト」の一環。アスリート、指導者らが高校生の「いまとこれから」をオンラインで話し合う。授業は「インハイ.tv」で配信され、誰でも視聴できる。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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