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メッシ達成「ハットトリック」の起源は? 150年以上前、クリケットの偉業から各競技に広まる【W杯トリビア】

地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会はグループリーグが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第7回は「なぜ1試合3ゴールをハットトリックと呼ぶ?」。

アルジェリア戦でハットトリックを達成したメッシ【写真:ロイター】
アルジェリア戦でハットトリックを達成したメッシ【写真:ロイター】

連載「ワールドカップ・トリビア」第7回

 地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会はグループリーグが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第7回は「なぜ1試合3ゴールをハットトリックと呼ぶ?」。

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 ◇ ◇ ◇

Q.3ゴールをハットトリックというのはどうして?

A.偉業に対して帽子を贈ったから

【解説】

 アルゼンチンのメッシがアルジェリア戦で3得点。ハットトリック(hat-trick)を達成しました。サッカー用語のようにも思われますが、もともとはクリケット用語。それが、サッカーなど他の競技にも広がったのです。

 今から150年以上前、1858年にイングランドで人気のプロクリケット選手、ステファンソンがボウラー(投手)として連続して3アウトをとったのが起源です。野球と違ってアウトをとることが難しいクリケットでの偉業に、ファンが帽子を贈ったことがはじまりでした。

 これが他の競技に伝わり、ポジティブなことを3回続けることをハットトリックというようになりました。サッカーはもちろん、アイスホッケーやラクロスなどでも1試合で3得点した選手をたたえる言葉として用いられています。

 ワールドカップでは前回大会決勝のFWエムバペ(フランス)まで54回のハットトリックが記録されています。最年少は1958年スウェーデン大会のペレ(ブラジル)で、フランスとの準決勝で決めた時は17歳244日。今大会出場選手では18年大会でクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)とハリー・ケイン(イングランド)が記録しています。

 記念すべき第1号は第1回ウルグアイ大会でアメリカ代表FWバート・パテナウデがパラグアイ戦で記録したもの。当初は認められていませんでしたが、FIFAが再調査し、2006年に「第1号」としてカウントされました。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

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荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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