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日本代表FW大迫が痛めた左膝関節包 長期化リスクが潜む怪我の最適な治療法とは

負傷の裏側に潜む、海外組にのしかかる心身両面での負担

「大迫選手の場合、当初は打撲と診断されていました。甚大な靭帯の損傷があったわけではないと分析できるので、重大な後遺症はないと思われます。ただ、関節の緩さなどの症状が残存した場合は、復帰が遅れることも考えられます」

 新盛院長は慎重にリハビリをこなせば、後遺症のリスクは少ないと分析している。そして今回の故障の遠因となる、海外組の見えない心身両面での負担の重さも指摘している。

「大迫選手の離脱は本人や所属チーム、日本代表にとって痛手であることは間違いありませんが、海外でプレーする選手の見えない負担は並々ならぬものがあります。欧州から日本やアジアへ移動して試合を行うことは、選手の身体やメンタルに想像以上の負担がかかっていることは、もっと理解されなければいけないと思います。

 中村俊輔選手もセルティック時代には、週末にスコットランドでリーグ戦を戦い、そのまま飛行機を乗り継ぎ、12時間以上のフライトの後に日本代表のゲームに出ていました。試合2日前に到着して代表戦を戦い、翌日に朝一番の飛行機で渡英というのが当時のルーティーン。グラスゴー空港に到着した2日後にスコットランドリーグというハードなスケジュールをこなすと、相当な疲労が自然と蓄積していきました。

 私自身は中村選手のコンディション維持のために、当時からサポートさせていただいています。日本人選手の海外移籍の頻度は現在さらに増えていますが、日本サッカー界と日本代表強化のためには、海外リーグ所属選手の休養という部分に今まで以上に気を遣う必要があると思います。大迫選手にはリハビリ期間を経て心身ともにリフレッシュし、活躍する姿を見せてほしいと願っています」

 新盛院長は日本代表強化のために、海外組の負担軽減に向けた新たな施策を打ち出すべきと提言していた。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

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新盛 淳司

芝浦田町スポーツ整骨院・はり治療院院長

柔道整復師、鍼灸師

新浦安しんもり整骨院入船院、新浦安しんもり整骨院今川院代表も務める。関節ニュートラル整体普及協会会員。サッカー元日本代表MF中村俊輔をセルティック時代から支える。関東リーグブリオベッカ浦安のチーフトレーナーも務めている。

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