決勝PKを成功させたイランMFが日本戦回顧

　サッカーのアジアカップ（杯）は6日（日本時間7日）にヨルダン―韓国、7日（同8日）にイラン―カタールの準決勝2試合が行われる。準々決勝で日本を破ったイランのMFアリレザ・ジャハンバフシュは大会公式による動画内で改めて日本戦を振り返り、「日本のような素晴らしいチームと戦えたことは誇り」と回顧。勝利を予感した瞬間があったことも告白した。

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　1-1で迎えた後半アディショナルタイム（AT）に貴重なPKを決めたジャハンバフシュ。大会公式YouTubeチャンネルは5日、ジャハンバフシュのインタビュー動画を公開した。準決勝進出について「生涯忘れることのない瞬間だと思った」と喜びを語っている。

　日本に対する“リスペクト”は試合前から大きかった。今大会初戦まで国際Aマッチ10連勝だった日本。ジャハンバフシュは「今大会の優勝候補で、ここ数か月とんでもない試合を続けてきた日本のような素晴らしいチームと対戦することは、私自身にとっても、全ての関係者にとっても誇りに思える」と感じていた。そんな中で、試合直前に日本撃破を予感したシーンがあったという。

「ウォームアップを始める前にみんなの目を見てみたら、『俺たちならできるぞ』という大きな自信のようなものを見て取ることができた。非常に厳しい試合になることはわかっていたけど、それでもみんなの自信や確信を目にして、私もとてもいい予感がした。みんなが『今日、俺たちは大きなことを成し遂げるんだ』という自信を持っていたことを知れて……言葉にするのは難しいよ」

　気迫を感じていたジャハンバフシュ。さらに「サッカーではうまくいくこともあればいかないこともある。でも、昨日はハードワーク、優れたメンタリティー、そして何よりも素晴らしいパフォーマンスが全て合わさり、素晴らしい結果に繋がった。昨日は私たちにとって全てが完璧に進んだ」と大仕事の要因を振り返っている。今大会は1976年以来、48年ぶり4度目のアジア制覇がかかっている。