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「日本の方々の前で泳ぐのは人生最後」 33歳入江陵介、国内最後の世界大会に感慨「幸せだった」

世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は30日、競泳の男子4×100メートルメドレーリレー決勝が行われ、予選7番手の日本(入江陵介、渡辺一平、水沼尚輝、松元克央)は3分32秒58で6位だった。今大会日本代表主将を任された33歳の入江は、国際大会では「日本の方々の前で泳ぐのは僕の人生で最後。幸せ」と振り返った。

入江陵介【写真:Getty Images】
入江陵介【写真:Getty Images】

世界水泳福岡・競泳

 世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は30日、競泳の男子4×100メートルメドレーリレー決勝が行われ、予選7番手の日本(入江陵介、渡辺一平、水沼尚輝、松元克央)は3分32秒58で6位だった。今大会日本代表主将を任された33歳の入江は、国際大会では「日本の方々の前で泳ぐのは僕の人生で最後。幸せ」と振り返った。



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 代表最年長の33歳・入江は最初の背泳ぎで6位。平泳ぎの渡辺が7位とし、水沼がバタフライで6位だった。アンカーの松元が自由形で6位とした。入江は「決勝で泳ぐ中で純粋に幸せだった。(国際大会で)日本の方々の前で泳ぐのは僕の人生で最後になる」と明かした。

 背泳ぎの第一人者として日本代表を長年引っ張ってきた。今大会は100メートルは予選敗退だったが、50メートルで準決勝進出。「僕自身、5月に肩の怪我をして上手くいかない中、足に頼る泳ぎになった。終わったあとの反省点」と振り返った。

 2006年の初代表から17年。世界水泳は近大2年時の2009年ローマから8大会連続出場となった。11年上海で100メートル銅、200メートル銀。22歳だった12年ロンドン五輪は100メートル銅、200メートル銀と世代を牽引した。

 しかし、4大会連続出場となった21年東京五輪は100メートル9位、200メートル7位と振るわなかった。引退も考えた末、「まだやり切れていない。もう一度、表彰台に立ちたい」と集大成として来年パリ五輪を目指すことを昨年8月に表明。若手の奮起を期待しつつ、今年4月の日本選手権は100メートルで10連覇を達成した。パリ五輪に出場すれば、日本競泳史上最多の5回目となる。

「体力は年齢があって厳しい。でも、チャレンジしたいし、諦めたくない。200メートルにも戻りたい。体力もしっかり準備していきたい」

 日本の男子4×100メートルメドレーリレーが世界大会で最後にメダルを獲得したのは、五輪が12年ロンドン五輪の銀、世界水泳が13年バルセロナの銅。東京五輪は3分29秒91の日本記録だったものの6位。昨年世界水泳はメダルも狙える立ち位置だったが、9位で40年ぶりの予選敗退を喫した。今のメンバーには、入江以外でメダルの味を知る選手はいない。前夜は渡辺の部屋をノックし「頑張ろう!」と鼓舞した。

「課題は各々がわかっていると思う。個々の実力を上げること」と話すと、メンバーも「その通りです」と反応。入江は銅メダル2つに終わった日本チームについて「みんな悔しい思いでいっぱいの大会。誰も満足していない。パリへの課題だと思う。(自身も)来年のパリに向けてしっかり治したい」と先を見据えた。

(THE ANSWER編集部)

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