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【世界水泳】北島康介が植え付けた「平泳ぎ=日本のお家芸」 復活を託された22歳佐藤翔馬の挑戦

世界記録保持者との戦い「隣のレーンがいい」の理由とは

 東京五輪で金メダルを獲得し、昨年のオーストラリア選手権で2分5秒95の世界新記録を樹立したアイザック・スタブルティクック(オーストラリア)が優勝の最有力候補。強敵とのレースを問われた佐藤は「ザック選手の場合は(レーンが)隣がいい。(泳ぎを)見ていたいというか、逆に見ていてほしいですかね」と語る。



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「向こうも五輪で前半から行く選手をしっかり見ながら泳いでいた部分はあるし、落ち着いて泳げる選手だと思うんですけど、どうしても人間なので前に出られると焦ると思う。前半から行く僕を後ろから見ていてほしいなと思います」

 前回福岡で世界水泳が開催された2001年生まれ。当時から活躍していた北島康介氏は、競泳界に「平泳ぎ=日本のお家芸」の印象も植え付けた。佐藤は「オリンピックでメダルを獲れなかった分、まずはこの世界水泳でしっかりと日本のお家芸復活というか、平泳ぎでメダルを獲りたい。(渡辺)一平さんと2人で表彰台目指したいと思っています」と言葉に力を込めた。

 選考を兼ねた日本選手権では渡辺が優勝、佐藤が2位。「ずっと一緒に代表に入りたいと思ったんですけど、今回は初めて一緒に入れた。お互い2分6秒台を持っている者同士、世界をちゃんと驚かせていきたいなという話をちょっとだけしました」。刺激を与え合う関係性を、今大会にも生かす。

「もうタイムではない」と目標は設定しない。持ち味である前半からの積極的な泳ぎで、しっかり逃げ切るレースを目指す。「僕はまだ世界大会の経験が五輪くらいしかない。他の選手に比べて経験では劣る部分があるので、雰囲気を経験して、結果はもちろんですがパリ五輪に向けて成長できたらいい」。失意の東京五輪から2年。日本のお家芸復活は22歳に託された。

(2日の第10回は難波実夢が登場)

◆世界水泳 7月14日にアーティスティックスイミング(AS)、飛込から開幕。水球、オープンウォーター、ハイダイビングも行われる。同23日に開幕する競泳は、決勝をテレビ朝日系地上波にて最終日まで8夜連続生放送。ASはBS朝日、飛込はCSテレ朝チャンネルで生放送。

(THE ANSWER編集部)

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