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スポーツ界の生理問題 教育の抜本的改革を有森裕子が提言、「保健体育」の見直しを

「保護者を対象に、セミナーの場を作ってあげるのも一つの方法」と考える有森氏
「保護者を対象に、セミナーの場を作ってあげるのも一つの方法」と考える有森氏

母親、父親も月経などについて学ぶ機会の必要性

「SNSで『【悲報】 有森裕子、あからさまに更年期を語る』と書かれたんですね。それを目にしたとき、イヤイヤ、人間であれば更年期は誰もがくるでしょう、と思いました。

 私は約2年間、原因不明の心身の様々な重い不調に悩みました。一人でごちゃごちゃ悩んだ時期もありましたが、それらが更年期特有の様々な症状だとわかった。人は誰でも更年期がきます。つまり、原因不明ではなく、人間として正常であるとがわかったのだから『悲報』ではなくむしろ『朗報』でしょう! と思いました。

 でも、世の中は『更年期』と聞くと、『とっても大変』『そんなことを口に出して言っちゃったらダメじゃん』という反応をする。また、更年期は男性にもあるし、症状に苦しむ人もいるのに「女性はすごくかわいそう」といわれます。

 このような間違った認識は、月経とは何か、更年期とは何かと学ぶ機会のないまま生きてきたから、起こるのだと思います」

 月経も更年期も、女性の体に起きる自然な営みや変化であり、「言ってはいけないこと」ではない。こういったことを皆が保健体育などの授業で当たり前に学ぶことで、「男性の指導者に相談しにくい」「女性の生徒に男性から聞くことはセクシャルハラスメントにならないか」という考えもなくなる。

「私は母親、父親も、月経や体のことについて、自分の子どもの成長を見守るうえで必要な最低限の知識を身に着けておくといいと考えます。そのためには、親御さんに対する情報発信の場を作ることも大事。例えば、スポーツの部活動が本格的になる中学生の保護者を対象に、セミナーの場を作ってあげるのも一つの方法かと思います。

 学校の入学式など、親が子どもと一緒に学校を訪れるタイミングに、最低限の情報を学べる機会を設けるのも一案ではないでしょうか。皆さん忙しいので、オンラインの講座が多いのですが、オンラインは興味がないと開きません。学校全体で実施することは、なかなか大変かもしれませんが、情報を求めている人や届けたい人のところに、届くのではと思います」

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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