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「電気技師が大谷翔平から奪三振」 チェコ右腕に米誌も仰天「WBCで素晴らしい経験」

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、プールB(東京D)の日本はチェコを10-2で下し、開幕3連勝を飾った。一方、初出場のチェコの先発オンジェイ・サトリアは随所に侍ジャパン打線を翻弄。3回5安打3失点だったが、大谷翔平投手から空振り三振を奪った。普段は「電気技師」として働く右腕に対し、米メディアは「ほぼ間違いなく世界最高の選手であるショウヘイ・オオタニから三振を奪った」と仰天した。

日本戦に先発したオンジェイ・サトリア【写真:荒川祐史】
日本戦に先発したオンジェイ・サトリア【写真:荒川祐史】

「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、プールB(東京D)の日本はチェコを10-2で下し、開幕3連勝を飾った。一方、初出場のチェコの先発オンジェイ・サトリアは随所に侍ジャパン打線を翻弄。3回5安打3失点だったが、大谷翔平投手から空振り三振を奪った。普段は「電気技師」として働く右腕に対し、米メディアは「ほぼ間違いなく世界最高の選手であるショウヘイ・オオタニから三振を奪った」と仰天した。

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 サトリアは大谷を2打数無安打に封じた。初回2死走者なしで115キロのチェンジアップを引っかけさせ、一ゴロに仕留めると、3回1死二塁では116キロのチェンジアップで空振り三振。球速は130キロに満たないが、日本打線に立ち向かった。チェコ国内リーグで通算60勝。同国野球協会公式ツイッターによると、普段は「電気技師」という。

 サトリアは降板後、べンチに戻ると、大谷から三振を奪った際のボールを受け取った。自慢するかのように記念球を掲げて笑顔。そんな奮闘ぶりを米誌「スポーツ・イラストレイテッド」が伝えた。「WBCでプレーするチェコの電気技師がショウヘイ・オオタニを三振に」の見出しで記事を掲載。こう伝えている。

「チェコで電気技師を仕事にしているオンジェイ・サトリアが、ほぼ間違いなく世界最高の選手であるショウヘイ・オオタニから三振を奪った」「サトリアは身長5フィート9インチ(約175.3センチ)、168ポンド(約76.2キロ)。この試合でのフォーシームの最速は79マイル(約127.1キロ)だった。彼は3回3失点で登板を終えたが、チェコは日本の現役最高の選手たちを相手にコールドを避け、9回を戦い抜いた」

 チェコはニカラグア、英国とともに今回がWBC初出場。ロースターの大半の選手が国内アマチュアリーグでプレーし、他の職業に就いている。佐々木朗希投手の剛速球に振り負けない打撃を見せ、同誌は「その結果、日本のようなチームと対戦することそれ自体が偉業だ」と称賛。「試合後、オオタニはソーシャルメディア上の投稿でチェコに『リスペクト』と敬意を示した」と伝えた。

 1勝1敗のチェコは12日、2敗の韓国と対戦する。記事では「次のラウンドに進むためには残り2試合に勝つ必要があるだろう。しかし。少なくともこの国の選手たちはこのトーナメントから信じられないほど素晴らしい経験を得ている」としている。

(THE ANSWER編集部)




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