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骨折しながら日本一 絶対女王・安井友梨から感じた「ビキニフィットネスの顔」としての自負

悲願の世界一に挑む【写真:中戸川知世】
悲願の世界一に挑む【写真:中戸川知世】

次は悲願の世界一へ「強い精神力が必要」

 応援してくれる人の思いを背負って次に向かうのは、スペイン・マドリード。13~15日に開催される「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ」に出場予定。その先には、同じくスペインのサンタスサンナで30日に開幕する「IFBB世界フィットネス選手権」が控えている。

 過去2年は準優勝。悲願の世界一へ。今回の怪我で、何が足りないのかを初めて知った。

「世界選手権のステージで優勝している選手は、審査員の人も、見ている人も、全員がその人のことを応援しているんです。それだけ自分の心を開いて、自分の中で燃やしている情熱や感謝を皆さんに伝えられる選手である必要があります。

 私はどちらかというと優等生タイプでした。ただやってきたことを話さなきゃ、やってきたことを確実にやろうみたいなことばかりだったので、それではやっぱり優勝できないのかなと。強い精神力が、世界一には凄く必要だと思います」

 オールジャパンで優勝した際には「今年1年、引退をかけて世界一を目指してやってきた。来年はないと思っているので。骨折しても、たとえ来年歩けなくなっても今年絶対に出ると思っていました」と決意を口にしていた安井。日本の「ビキニフィットネスの顔」としての強い覚悟を胸に、世界に挑む。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro-Muku)

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