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70歳の年齢に抗う“筋肉ジジイ”の肉体美 還暦で始めた筋トレで断言、人生で「今が一番若い」

筋肉を生かした“健康ジジイ”モデルとして活躍「今が一番若い」

――最初の大会で大恥をかいたが、そこで辞めずに続けた。

「大恥をかいて、気を取り直してやり直したら、3か月後ぐらいに別の地方大会で2位になったんです。そのときは周りと比べても恥ずかしくないぐらいにかなり絞られていたから『お、いいじゃん』と思って。入賞することで自信がつく。それで次もまた出ようと。2位や3位にはなるんですが、まだ優勝はないんです。1つ年を取るごとに、50代だった若い人たちがまた上がってきてライバルがどんどん増える。そういう中で、いつかは優勝してやろうという意識だけはあります」

――お仕事は。

「モデル業をやっています。37年前ぐらいから。ある程度のベテランモデルなんだけど、おかげさまでコマーシャルは毎年いろいろと出演していて。モデルを始めてからいまだに仕事が切れたことがないんです。3年前、コロナ禍になった年あたりは競輪のコマーシャルがかなり長いこと流れていました。今もいろいろと出ていて、それは自慢ですね」

――トレーニングを生かしたような仕事も。

「筋トレを始めてからは“健康ジジイ”って感じですね。セサミンなど、そういう(健康系の)系統だったり、波乗りや筋肉系だったりのコマーシャルも結構多いです。“ジジイモデル”って結構いるんですが、“筋肉ジジイ”はいないですね。それで狙って。自分で差別化してやったんです」

――自慢の部位は。

「背中ですかね。チンニングのおかげで背筋が強いと思います。あとはジジイのくせに腹筋が割れているし。それから、筋トレをやっていると肌も若いと自分ではそう思っています。同じ70歳でも、一般のところに出ると、自分でもすげえジジイだな、と思います」

――60歳からトレーニングを始めたということだが、同じく60~70代の人に向けて一言。

「動きましょう。やってみないと分からないです。今更じゃなくてこれからだよ、って。『一番若いと感じたのはいつ頃ですか?』とよく聞かれるんですが、今が一番若いといつも思っています。今からでもいろいろなことにチャレンジできますよと伝えたいですね」

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro-Muku)

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