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筋トレにサプリメントも必要? 「実験で証明された」エビデンスも実はピンキリ

「ほんのわずかでもその効果を期待したいから摂る」がバズーカ氏の感想

 例えば、クレアチンは効果の裏付けがある珍しいサプリメントで、実際に体感もしやすい。それだけにサプリメント市場では(2)にもかかわらずレギュラー的なポストを占拠し続けています。その他にはカフェインなどの興奮系のサプリメントも効果が裏付けられています。

 一方、筋トレ界隈で人気のアルギニンやシトルリンには、皆、筋肉の成長(サイズアップ)を期待しています。これは、アルギニンやシトルリンの持つ血管拡張作用によって血液が豊富に流れれば、筋肉はよくパンプするし、栄養がしっかり届くのではないか? 結果、筋肉も大きくなるのではないか? という推測からきています。

 また、私たちビルダーが減量のためにカルニチンを飲むのは、藁にもすがる思いで体脂肪を減らしにいっている時、究極の仕上がりを求める時です。やれる努力はすべてやり尽くし、それでもまだ0.001gでも体脂肪を落としたい。つまり、そもそも絶大な効果は望んでいません。(我々ビルダーにとっては最後の0.001gの体脂肪減少が絶大なのではありますが……!)

 つまり、サプリメントはエビデンスからいっても、得られる効果の体感からいっても、ほんのわずかでもその効果を期待したいから摂る、というのが私の感想です。使用する時の心境から言っても、そういう扱いでなければ、高いお金を払い、継続的に摂る必要はないと考えるのです。

 以前は私も多い時は1日13種類ものサプリメントを飲んでいた時期がありました。カーボパウダー、プロテイン、ペプチド、BCAA、EAA、マルチビタミン&ミネラル、CLA、クレアチン、グルタミン、アルギニン、シトルリン、カルニチン、HMBなどなど。ですが、最近は全然飲んでいません。飲んでも1~2種類くらいです。

 なぜなら、費用対効果がそれほど高くないものにお金をかけるのもバカバカしいですし、何よりも13種類全てが常になくならないよう気を配り続けることが、嫌で仕方なくなったため。サプリメントをたくさん飲んでいた頃は、手元の残りが少なくなるだけで、仕事中もトレーニング中も「忘れないようにあとで注文しなきゃ~」とソワソワしていたんですね。さらに、買い忘れてなくなれば最悪です。完全にサプリメントに心が縛られているので、いつも飲んでいるものがないだけで、超不安になるからです。

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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