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今頃ホントは金融マン!? MBA取得、南アフリカの38歳FWが“出戻り復帰”したワケ

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は8日、神戸市御崎公園球技場でB組の南アフリカ対カナダが行われ、3度目の優勝を狙う南アフリカが大量10トライ、66-7で圧勝した。4試合を終えて3勝1敗、勝ち点15とした南アフリカは決勝トーナメント進出が決定。数あるトライの中でも一段と光ったのが、38歳フッカー、スカルク・ブリッツが決めたものだった。

38歳でトライを決めたブリッツ【写真:荒川祐史】
38歳でトライを決めたブリッツ【写真:荒川祐史】

ケンブリッジ大学でMBA取得後はロンドンの金融界で就職予定も…

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は8日、神戸市御崎公園球技場でB組の南アフリカ対カナダが行われ、3度目の優勝を狙う南アフリカが大量10トライ、66-7で圧勝した。4試合を終えて3勝1敗、勝ち点15とした南アフリカは決勝トーナメント進出が決定。数あるトライの中でも一段と光ったのが、38歳フッカー、スカルク・ブリッツが決めたものだった。

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 一度は現役生活にピリオドを打った男が、トライを決めた。後半14分、南アフリカは敵陣ゴール前まで攻め込むと、密集からのボールを掴んだブリッツがステップを踏んで敵のディフェンスを翻弄。一瞬できた隙間を突いてゴールに飛び込んだ。一際目立つ赤いヘッドギアを被ったベテランは満面の笑み。祝福する仲間たちにも、大きな笑顔が広がった。

 今大会でトライを決めた全選手の中で、日本のトンプソン・ルークに続く2番目の年長者。本来なら今頃、ロンドンの金融街で働いていた38歳は、試合後「私にとっては全てがボーナスのようなもの。ここでプレーできている、それだけで幸せなんだ」と大きな身振りを添えながら、2015年に次ぐW杯出場を喜んだ。

 長年、イギリスの名門ラグビーチーム、サラセンズで活躍したが、2017-18シーズンを限りに現役を引退。「ケンブリッジ大学でMBAを取った後、ロンドンの金融業界で働く予定だったんだ」という。だが、第2の人生を歩み始めようとした昨夏のある日、同年から南アフリカ代表を率いることになったラッシー・エラスムスHCから直接電話を受け、「代表に戻らないかと誘われたんだ」。就職が内定していた企業の上司に相談すると「引退なんて何歳でもできるが、いつまでもプレーできるわけじゃない」と、現役復帰を後押ししてくれた。

「このスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)を着ていられるだけで、本当にハッピー。38歳だよ(笑)。全てのことがボーナスみたいなものだ」

 20代の若手選手が揃うチームで、戦術的な位置づけは3番手のフッカーだ。だが、白熱する試合の真っ只中でも、毎回ボールキッズに笑顔を見せるブリッツは、誰もが認める人格者。戦力としてはもちろんだが、それ以上に精神的支柱としての役割が期待されていることは、9月28日のナミビア戦でゲームキャプテンを任ぜられたことからも分かるはずだ。試合中、グラウンドレベルから選手に指示を送れないエラスムスHCにとっては、自ら代表に呼び戻したベテランは分身のような存在なのかもしれない。
 
 金融界への道を一時停止し、ラグビーの道を再始動させたブリッツ。一発勝負の決勝トーナメントでは出場機会が減るかもしれないが、南アフリカ代表が3度目の優勝という目標に向かって集中力を高める陰には、38歳ベテランの存在が大きな影響を与えていると言えそうだ。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)

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