文武両道でパリ五輪陸上200m金 ハーバード大卒、修士号…秘訣は「大好きならいつでもできる」
文武両道で血の滲む努力をしたのか、その答えとは
どちらかを疎かにすることはなく、23年5月に公衆衛生学の修士号を取得して卒業。同7月には21秒60(向かい風0.4メートル)で当時の自己ベストをマークした。屈指の名門校で学びながら、スプリンターとして世界で活躍。限られた時間で血の滲むような努力をしてきたのではないのか。昨夏、THE ANSWERの取材に事もなげな答えてくれた。
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「1日24時間しかないけど、その24時間をどう過ごすかはあなた次第。大好きなことなら、情熱を持っていることなら、いつだってできますよね。テレビを見たり、友だちと遊んだり。みんなそうしているでしょう」
彼女にとって、熱を持てるものが陸上と疫学だった。大好きなことは苦にならない。自分を高める喜びが成長をさらに後押しした。修士号取得の3か月後に迎えたブダペスト世界陸上は、テキサス州オースティンの健康管理センターに勤務しながら銀メダル。
「健康保険を持っていない人たちのために、ヘルスケアの方法を教えているんです。とてもやりがいがありますし、学位の素晴らしい使い方だと思います。今はフレキシブルな働き方なので、競技に集中できます」
あれから1年。世界を制した女王は輝きを増していた。
(THE ANSWER編集部)