「やぁ、世界」 張本&伊藤の“最年少コンビ”に海外注目「ハロー、Z世代」
名手ボルに見事リベンジ「彼を優勝に導いたのは、進歩に対する飢えだ」
張本は1回戦でキリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)、準々決勝でクリスティアン・カールソン(スウェーデン)、準決勝でウーゴ・カルデラノ(ブラジル)と、4試合中3試合で最終ゲームまでもつれる熱戦の末に勝利。決勝では元世界ランク1位の36歳ティモ・ボル(ドイツ)を4-2で破り、ワールドツアー初優勝を飾った。
「トモカズ・ハリモト。この強烈な14歳は他の追随を許さなかった。ハリモトは史上最も若い王者となった。彼を優勝に導いたのは、彼の進歩に対する飢えだ」
今年6月の中国オープン準決勝で敗れた名手に、リベンジを果たした神童を称えている。
そして次に、日本のエース石川佳純(全農)を破り、シングルスで今季初タイトルを手にした16歳の伊藤について、「ミマ・イトウもフィーチャーすべき存在だ」と紹介している。
伊藤はブルガリアオープンで石川にストレート負けを喫して準優勝。その1週間後の“再戦”では自慢の速攻が冴え、過去の直接対決で5戦5敗だった先輩に対して嬉しい初勝利を手にした。
記事では、「イトウは、ワールドツアーにおいて定番の存在となっている。だが、忘れてはいけない。彼女はまだ16歳なのだ。チェコ大会でも彼女はカスミ・イシカワに土をつけた」として、若き才能の底知れないポテンシャルを高く評価している。