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ボルト、「悲劇の結末」も世界のファン称賛「一つのレースで偉大な瞬間は消せない」

陸上の世界選手権(ロンドン)は12日(日本時間13日)、男子400メートルリレー決勝が行われ、このレースがラストランとなったウサイン・ボルトはジャマイカのアンカーを務めたが、左太もも裏の痙攣で途中棄権という悲劇の結末となった。五輪金メダル8個、世界選手権金メダル11個という人類最速男はレース後、自らのSNSを更新。チームメートとファンに感謝のメッセージを送ると、「依然として史上最高」「永遠のレジェンド」など称賛の声が相次いでいる。

400mリレー決勝を途中棄権、SNSで感謝「ありがとう、我が友よ」…世界のファン大反響

 陸上の世界選手権(ロンドン)は12日(日本時間13日)、男子400メートルリレー決勝が行われ、このレースがラストランとなったウサイン・ボルトはジャマイカのアンカーを務めたが、左太もも裏の痙攣で途中棄権という悲劇の結末となった。五輪金メダル8個、世界選手権金メダル11個という人類最速男はレース後、自らのSNSを更新。チームメートとファンに感謝のメッセージを送ると、「依然として史上最高」「永遠のレジェンド」など称賛の声が相次いでいる。

 母国の5連覇と自身のラストランをアンカーとして迎えたスーパースターに待っていたのは、悲劇だった。

 最後のバトンを託されたが、猛然と加速するはずのストレートで苦痛で表情を歪めた。スタート直後に左足を引きずるように失速。そのままコースに倒れ込んだ。輝かしいキャリアの最後は、よもやの途中棄権となった。

 100メートル9秒58という世界記録を残したカリスマの姿はもう見られない。しばらく顔を覆って、トラックに突っ伏した後、スタジアムの大観衆に対し、チームメートの支えを受けながら懸命に応えていた。

 そして、沈黙を守ったレース後、自らのインスラグラムを更新した。

「ありがとう、我が友よ。僕のファンには無限の愛を」

 レース直後にチームメートに支えられた写真とともに感謝のメッセージを送った。不世出のカリスマの「悲劇のラストラン」に、ファンも最後の称賛の声を送っている。

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